AWSが運用上の問題を自動的に発見するDevOps Guruを発表
米国時間12月1日のAWSのre:Inventにおいて、Andy Jassy(アンディ・ジャシー)氏がDevOpsチームのための新しいツールDevOps Guruを発表した。これはアプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性のある問題を、運用側が発見できるようにするためのツールだ。これは、同社が2019年に発表したCodeGuruの兄弟のようなものだと考えて欲しい。なおCodeGuruはデプロイ前にコードの問題点を見つけることができるサービスだ。
DevOps Guruも同様に機械学習を使用して、運用側の問題を発見するのだ。ジャシー氏はこう語る「Amazon DevOps Guruという新サービスを本日発表できることに興奮しています。これは機械学習を利用して、顧客に影響が出ないうちに先回りして運用上の問題を特定するというものです」。
Amazon(アマゾン)が新サービスを発表したブログ記事(AWSブログ)の中で説明によれば、その仕組みは、アプリケーションのメトリクスやログ、イベントからデータを収集・分析し「通常の運用パターンから逸脱する行動を特定する」というものである。
このサービスがAWSに基本的に提供するのは、設定ミスや容量オーバーのリソースなど、アプリケーションに影響を与える可能性のある問題について、深い運用上の知見を提供できるプロダクトであり、それはSumo LogicやDataDog、Splunkなどの企業と競合することになるだろう。
問題を発見すると、サービスはチームに対してSMSやSlackメッセージ、その他のコミュニケーションを送信し、できるだけ早く問題を解決するための推奨事項を提供することができる。
さらに、支払いは毎月発生するものではなく、サービスの個々の分析結果に対して行えばよい。アマゾンによれば、事前のコストや契約を求めることはないという。
カテゴリー:ネットサービス
タグ:AWS re:Invent、AWS、Amazon
画像クレジット:GettyImages
[原文へ]
(翻訳:sako)