オープンソース開発者を暗号資産で支援するフレームダブルオーが資金調達

フレームダブルオー(FRAME00)は6月15日、マネックス・ベンチャーズ、MIRAISEを引受先としたシードラウンドの資金調達を完了したと発表した。

また、暗号資産イーサリアムを基盤とするDApps(分散型アプリ)として、オープンソースソフトウェア(OSS)を資産として見立て、ステーキングによる収益化を図れる「Stakes.social」サービスを開発。参加を希望する開発者向けに先行リリースした。

フレームダブルオーは、オープンソースソフトウェア(OSS)開発者を暗号資産で支援するプロジェクト「Dev」を展開。開発者は、自分のOSSを登録しておくと、同社独自暗号資産「Dev」(イーサリアムのERC-20規格準拠トークン)をダウンロード数に応じ報酬として獲得できる。またユーザーは、登録済みOSSをダウンロードしたり、Devを売買することで開発者をDevで支援できる。

Stakes.socialのステーキングとは、自分が保有している暗号資産を任意のサービス・個人・組織などに預ける体裁で、その運営・管理を委任するという、ブロックチェーン関連技術のひとつ。預け入れた見返りとして、利子・配当などの報酬を得られるという仕組みとなっている。

例えば、ユーザーが任意のOSS(開発者)に対してDevによるステーキング(預け入れ)を行うと、開発者側は潤沢な開発資金としてDevを得られたことになる。開発が活発化しダウンロード数や利用者数が増えるとOSSの資産価値が向上するため、ステーキングを行ったユーザーに報酬として還元される可能性が高まる。