日本発のブロックチェーンPlasm Networkを手がけるステイクがマイクロソフトのスタートアップ支援プログラムに採択

日本発パブリックブロックチェーン「Plasm Network」(プラズムネットワーク)の開発を主導するStake Technoloiges(ステイクテクノロジーズ。ステイク)は5月6日、Microsoft(マイクロソフト)が提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたと発表した。
ステイクは、2019年より日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」を開発。2021年には、Polkadotのテストネットへの接続、Polkadot上でのクロスチェーントランザクションの成功、Binanceをリード投資家にした資金調達などの実績を重ねてきた。
メインネットのローンチに向け核となるインフラストラクチャーの分散性と冗長性を一層強化することを重要な課題としており、マイクロソフトのAzureを使用することでより安定性のあるパブリックブロックチェーンを作成するとしている。
またPlasm Networkのメインネットローンチにあたっては、マイクロソフトと協力して様々な施策をAzureを用いる形で企画しているという。2020年に実施したPlasm Azure Validator Programでは、Azureを⽤いて、コミュニティメンバーがPlasm Networkテストネットにノードを構築するプログラムを提供し、約50のプロジェクトや個人が参加した。
メインネットのローンチに向け、今後の参加者にはAzureを用いたPlasm上のノード構築に関する学習コンテンツの提供、メインネットのノード構築のオンボーディングなどを提供するとしている。
さらに中長期的には、Plasmをより簡単に素早く利用するためにAzureのマーケットプレイスにソリューションの掲載を検討しているという。これにより日本のエンタープライズ企業向けにPlasmのそれリューションを展開し、より利用しやすいパブリックブロックチェーンの実用化を目指す。詳細はDiscordにおいてアップデートを行う。
Microsoft for Startupsとは、スタートアップ企業が企業規模拡大を成功させるための支援を目的とした、マイクロソフトによるグローバルプログラム。スタートアップ企業に対し、AzureやGitHub Enterpriseなどのへのアクセスと、Microsoftおよびグローバルパートナーエコシステムとの共同販売への効率的なパスを提供している。
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