Healthline、Aetnaと提携―健康保険の加入者にカスタマイズされたヘルス・ポータルを提供

healthline-logo.pngMicrosoftとGoogleはそれぞれ消費者向けの一般的なヘルス関係のポータルを構築しようとしている(MicrosoftはHealthVaultをローンチ、Google Healthは依然、準備中 )が、医学分野の検索エンジン、Healthlineはこの分野ではいくぶんホワイトレーベル〔OEM〕的なアプローチを取るようだ。Healthlineは健康保険のAetnaと提携して、保険の加入者向けに「Aetna SmartSource」という個人別にカスタマイズされたヘルス・ポータルを提供することになった。

Aetnaはすでに加入者の医療記録をオンラインデータベース化しているので、SmartSourceは個人別に特化されたヘルス関連の検索を提供することができる。これはに加入者の詳しい健康状態や持病、投薬、普段治療にあたっているかかりつけの医師、医療費などの記録が含まれる。Healthlineでは医学的に正確な語彙と日常一般的に使われる語彙の対応表を作っており、一般ユーザーが検索を行う場合にはこれによって検索ガイドを提供する。それぞれの検索ごとに、疾病、診断、治療、予防など全ての関連するカテゴリーをビジュアルに表示したマップが表示される。

Aetnaが保険加入者について収集したデータを利用することで HealthlineはマイクロソフトのHealthVaultやGoogle Healthが直面している最大の問題をバイパスすることが可能になった。特に難問は個人の医療記録をどうやって入手するかだった。とはいえ、Aetnaが保有する個人にヘルス・データは当然ながら保険契約に偏ったものになっている。(たとえば情報の多くは医療の経費に関するものだが、保険加入者の場合、これが治療にあたって重要な意思決定の要素になることは少ない)。

GoogleとMicrosoftのアプローチは、これと違って、できるかぎり多様な健康上の情報源を利用し、ユーザーが自分の健康状態をよりよく知り、記録を続けることができるようにすることだ。たとえば、検査機器から得られた血糖や血圧に関する情報をアップロードして長期にわたる健康状態の監視に役立てるなどができる。Aetna-Healthlineのポータルはこれに比べるとずっと「トップダウン」的なアプローチだ。医療費の請求書が出ないような健康情報はSmartSourceに入ってこない。その点はあまり「スマート」とはいえない。

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(翻訳:Namekawa, U)