comScoreがスタートアップ向け無料サービスを開始

今日(米国時間5/26)のTechCrunch Disruptで、Webのアクセス分析を提供しているcomScoreが、スタートアップ向けの無料サービスを発表した。
これからは、Tagging(タグ付け)が完全に無料になる。”Tagging”とは、comScoreのタグ(つまりピクセル)*をパブリッシャーのWebページに置くことで、それによってそのページのビュー数が分かるようになる。このデータをパネル方式のデータと組み合わせることによって、より分かりやすく見ることができる。それまでタグを実装する費用は5000ドルだったが、今後はそのセットアップ費用が無料になる。〔*: オムニチュアのいわゆる”イメージビーコン”のこと。〕
〔ビーコン(Webビーコン、Webバグ)については、たとえばこの記事を。〕
comScoreはさらに”Start-up, Step-up”プログラムと呼ぶ事業も開始した。ユニークビジター数が100万未満のサイトはcomScoreのDashboard(ダッシュボード)に無料でアクセスでき、100万から200万のサイトは月額799ドルという特別ディスカウント料金になる。ダッシュボードには、ユーザのサイトの毎月のユニークビジター数や、トップ人気の広告カテゴリー、ユーザの特性(年齢、性、収入など)といったデータがある。
トラフィックが少なく、また、良質なアクセスデータはほしいがcomScoreなどの分析サービスに5000〜10000ドルも払えないというスタートアップにとっては、嬉しいニュースだ。comScoreは、アクセス分析としてはベストに入ると本誌も感じている。今回の決定によって同社は、競合他社のQuantcastやCompeteなどとより有利に戦えるようになるだろう。
comScoreは収益も増加傾向、買収も盛んだが、かつてはスタートアップフレンドリでないと疑問視されていた。トラフィック数が比較的少ないスタートアップのための今回の無料化には、ほかのメリットもある。comScoreは、小さなサイトのデータ収集が比較的弱かったのだ。そこで無料化によってそういうデータを取り込むことができ、しかも彼らが将来大きくなったら、有料顧客にできる(かも)というわけだ。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


