調査結果:メディアサイトの半数がiPadとHTML5ビデオをサポート予定

ウェブでは誰もが知るとおり、Steve JobsがFlashを重んじていないために、iPad(あるいはiPhone)ではFlash動画を見ることができない。Appleのこの方針は、ウェブ上のビデオのどれほどがiPadフレンドリーであるかという議論を巻き起こした。調査の結果、現在新しいビデオの3分の2 が、H.264形式でエンコードされており、これはiPadで再生可能だが、メディアサイトはさらにそのビデオを、アプリ化するか、iPadブラウザーで再生可能なHTML5ビデオプレーヤーと共にパッケージ化する必要がある。

Streaming Mediaは、この問題をさらに浮き彫りにすべく、1147名のメディア関係者を対象にiPadおよびHTML5ビデオの計画について調査を実施し、来週月曜日(米国時間6/7)に発表予定の報告書にまとめた。調査によると、49%が自らのメディアサイトで来年中にHTML5ビデオをサポートする予定で、36%がiPadでのビデオを専用アプリまたはiPad対応ウェブサイトを通じて提供する予定だ。

一見、2つの数値は意味をなさないように見える。メディアサイトの49%がHTML5ビデオをサポートするのであれば、そのままiPadをサポートしたことになるのではないか。しかし、回答を詳しく調べて、iPadに特定して対応しているかどうかをみると、まるまる19%が態度を明らかにしていない。この人たちを、iPadをサポートすると答えた36%に加えるとほぼ半分となり、HTML5ビデオをサポートすると答えた数と同じになる。ここから読み取れることは、ウェブビデオ業界の一部にはまだ混乱があるか、あるいはAndroid電話機やタブレット機などさまざまなデバイスで動作するHTML5ビデオのように幅広い標準への支持が高まっているのか、どちらかである。

iPad以外にも、モバイル機器のサポートはApple機器に留まらない。65%がiPhoneでのビデオをアプリまたはHTML5ウェブビデオを通じてサポートする計画だが、40%がAndroidとBlackberry機のサポートを予定している。一石で何鳥も落とす方法は、HTML5ビデオを使ってモバイルブラウザー経由にすることであって、機器ごとに別々のビデオアプリを作ることではない。

すでにYouTubeやBrightcoveほか多数がHTML5の波に乗っている。これを支えるH.264と新しいGoogleが推すWebMとの間で未だに標準化戦争が続いている(ちょうど今日、GoogleがChromeのWebMサポートを開始したところ)。

混乱は普及の妨げになる。32%もの調査回答者が「HTML5互換ビデオコーデックが1つに決まらないことが、HTML5への移行を躊躇させている」と答えている。しかし、小さな会社は大きいところより動きが速い(当然)。収益$1B(10億ドル)以上のメディア企業で近々iPadをサポートする計画なのがわずか13%であるのに対し、収益$1B未満の企業では30%である。私は、大型メディア企業も早々に方針転換するものと予想している。

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(翻訳:Nob Takahashi)