エッ、映画レンタルとウェブの本質を理解しているハリウッドの社長がいるって?
ちょっと待ってくれ、なんだこれは。私の勘違いに決まっている。ハリウッドの主要映画会社の幹部がDVDレンタルの猶予期間とウェブについて、本質を理解して論理的に話している。これ、ジョークだよね。それとも、かけひき戦術か何か?
Paramount Home EntertainmentのDennis Maguire社長がLA Times紙に話した内容を、私が正しく理解しているとすれば、どうやら違うらしい。
ライバル映画会社のWarner Bros.、Universal Pictures、20th Century Foxが、NetflixとRedbox両社と、新DVD発売後28日間はレンタルしないという契約を揃って結んだその後、Paramountは違う道を進もうとしている。同社はRedboxと、映画DVD発売と同時にレンタルを可能とする契約に署名した ― そう、これまで常に行われてきたことだ。なぜParamountはそんな旧態依然のスタンスを取るのだろうか。それは、彼らがちょっとしたテストを行って、そういうバカバカしい猶予期間が、DVDの売上とは何の関係もないことに気付いたからだ。これはすごいことだ。
しかもそれだけではない ― 新作をRedboxなどのサービスに提供することが、実はより多くの売上をParamountにもたらすのだ。Maguireの語った重要なことばを2つ挙げる。
「RedboxによるDVD売上の共食い現象はありません。むしろRedboxによって当社のヒジネスは拡大し、最終的に収益は増えます」
「レンタルしたい人は、どうやってもレンタルする方法を見つけだします。私たちがそれを妨げることが、購入を促進するものではありません」
これだよ!
もちろん私は、このイカレタ28日の猶予期間の話を最初に聞いた時から、ずっとこの両方を何か月にもわたって言い続けてきた。しかし、話を聞いた何社かのハリウッド映画会社は事実上、私が間違っていると言った。あるいは、これがDVD売上の落ち込みを回復する目的ではないことを示唆することで、自分たちを正当化しようとした。これからは、実際にテストを(1年近く)行い、同じ結論に達したParamountに彼らを指し向ければよい。
Maguireは「海賊行為」という用語自体は使っていないものの、言いたいことは誰でもわかる。「レンタルしたい人は、どうやってもレンタルする方法を見つけだす」。少なくともこの一部は「無料レンタル」、即ち「盗む」人々のことを指している。
そもそも、映画のレンタルを28日間制限することが売上増大に繋がるという発想(本件の本質)が浅はかである。私のスタンスをもう一度言う。大多数の人たちは、レンタルできるからという理由でDVDを買わないのではない ― 買わないのは、単に所有するに値しないからである。新しい配布方式がことさらこれを浮き立たせた。しかし、もはや元に戻すことはできない。
Paramountは、時計の針を戻そうとする代わりに、本当に先を読んでいる。Redboxが新作映画から何がしかの金を生んでくれるのなら、手を組まない法はない。人々にもう一度DVDを買うよう強要できることを祈るよりも。頭が良い。
Paramountよ、よくやってくれた。
[画像提供:Paramount Pictures]
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(翻訳:Nob Takahashi)


