Google、フライト情報提供会社のITAを$700Mで買収

Googleがフライト情報ビジネスに乗り出した。検索の巨人はさきほど、ITA Softwareに$700M(7億ドル)を現金で支払うと発表した。ITAは、航空会社、旅行代理店、オンライン予約システム向けフライト情報の主要提供会社である。ITAは2006年に、Sequoia、Battery VenturesおよびGeneral CatalystからシリーズAラウンドで$100M(1億ドル)という巨額の資金を調達している。

旅行は、検索およびオンラインコマースにおける巨大な市場である。ITAの買収は、Googleが旅行検索システムを本格的に構築するという意志表示である。ライバルのMicrosoft、Kayak、ExpediaおよびTravelportからなるコンソーシアムが昨年春、Googleの提案に対抗しようとしたのは、彼らがみなITAのデータに依存しているため、同社をGoogleの手に渡したくなかったからだ。ITAは$1B(10億ドル)を強く要求したと伝えられているが、最終的にGoogleは当初提案どおりの$700M(7億ドル)で契約にこぎつけた。

現在Googleでフライト情報を検索すると、大手オンライン旅行サービスへのリンクが表示される。一方Bingは、はるかにリッチなトラベル体験を提供しており、同一フライトの旅行システム間の料金比較や、Facrecast(Microsoftが2006年に$115M(1億1500万ドル)で買収した)による予測チャートやグラフが表示される。Bingは他にもITAから多くのフライトや料金のデータを入手している。

GoogleはITAのデータを使用して、「新しいフライト検索ツール」を作る予定であり、既存パートナーとの契約を尊重することを約束すると言っている。しかし、BingがGoogleからフライト情報を買うところを想像できるだろうか。契約更新の時が来れば、交渉が一筋縄ではいかないことは目に見えている。

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(翻訳:Nob Takahashi)