Google、Verizon、NYTの報道を否定―「ネット中立性に反するような裏取引はしていない」


昨日(米国時間8/4)、New York TimesはVerizonとGoogleが事実上、ネット中立性を無効にするような取り決めを結ぼうとしていると報じた。その記事によれば、両社はコンテンツの制作者が料金を支払うことによってVerizonがそのコンテンツの配信の速度を上げることができるよう交渉していたという。Googleは長年にわたってネット中立性の擁護者であっただけに、ITコミュニティーには即座に憤激の声が上がった。現在までに、GoogleとVerizonはNew York Timesの記事は間違っていると強く否定した。

Guardianの記事によれば、Googleの広報担当者は「New York Timesの記事は完全に間違っている。われわれはGoogleのトラフィックを加速する件でVerizonと交渉した事実はまったくない。われわれは従来どおりオープン・インターネットを支持している」と述べた。

Verizonの公共政策ブログも同様のコメントを掲載した。

GoogleとVerizonとの間の交渉についてのNew York Timesの記事は誤解に基づくものだ。記事はわれわれの目的を正しく理解していない。以前にFCCに対して要請した通り、われわれの目的は、FCCの権威の下、インターネットの中立性、透明性を確保するフレームワークを確実なものにし、イノベーションと投資を盛んにすることだ。こうした趣旨による話し合いをGoogleとVerizonの利益を図るための私的な枠組みづくりと考えるのは誤解もはなはだしい。

Googleの公共政策ブログはまだこの件について記事を掲載していない。しかし同ブログのTwitterアカウントからは次のようなツイートが投稿されている。

@NYTimesは間違っている。われわれはVerizonと有料でトラフィックを加速させる話し合いなどいっさいしていない。われわれは従来と変わらずオープン・インターネットを支持する。

VerizonとGoogleはNYTの記事に関する悪評に対処するために話し合いを行ったことは確かなようだ。その結果、Googleはネット中立性の強固な支持者であるという立場を再確認した。しかしGoogleがそうするまでにこれほど時間がかかったのはなぜだろうか? (NYTの記事が掲載されたのは昨夜で、その後Googleが否定のツイートを投稿するまでに文字通り何十もの関連記事が発表されている)。

Bloombergはこれに関連した記事で、VerizonとGoogleは事実ある取り決めを結んだと報じている。これはVerizonが一部のモバイル・コンテンツの配信速度を選択的に低下させることができるというものだという。

正式発表が行われるまで、身元を明かさないという条件で取材に応じたわれわれの情報源は、「話し合いの結果、Verizonは自社が配信するインターネットのコンテンツを選択的に速度低下させることはできないが、その制限はモバイル・デバイスに関しては及ばないという妥協が図られた」と説明した。

この件に関しては今日中にもGoogleの公式ブログで詳細な説明ないし反論があるものと思われる。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01)