MozillaがオープンWeb技術だけによる高度なゲーム開発の振興推進部門を開設

今朝、Firefoxを作っているMozillaのR&D部門であるMozilla Labsが、最新のオープンWebテクノロジ*によるゲームの構築を振興するために、同Labs内にゲーム部門を設けると発表した。さらに、その新部門の発足を記念して、オープンWebによるゲーム制作コンテストを開催する。コンテストの実際の開催は、今月末を予定しているようだ(計画の具体的な細部はまだ発表されていない)。〔*: Open Web, HTML5+CSS3+JavaScriptだけによる開発ベース/開発フレームワーク。Flashなどの私企業技術をいっさい使わずに、複雑高度な高速ゲームが可能という。〕

コンテストそのものは、異例ではない。これまでもMozilla Labsは2か月に1度のペースで、いろんなプロジェクトのコンテストを催している。ただしこのゲームのプロジェクトは長期的なビジョンらしくて、現状では具体性がなさすぎる。ゲーム部門のサイトには、”オープンWebをゲームのプラットホームとしても振興し、その技術をインターネットに接続されるあらゆるデバイスに浸透させる”と書かれているが、そのために何をやるのかが分からない。Mozillaの広報によると、Mozilla本体もまだ詳しい情報を持っていなくて、現段階ではデベロッパの関心を喚起するための発表にすぎないという。では、詳しい情報が出てくるのを待とう。

Mozilla Labsのゲーム部門には、こう書かれている:

Mozilla Labsの新しい事業部門「ゲーム部」を、大きな期待を込めてここに発表いたします。Mozilla Labsのゲーム部門は、オープンWebとブラウザ上で構築され、配布され、プレイされるゲームに関する、必要なすべての情報を提供して参ります。オープンWeb上でイマーシブ(immersive, 視界没入型)のゲームを可能とするための、さまざまな技術を、Mozilla Labsゲーム部門は探求して参ります。多方面からの積極的な参加と協力が得られることによって初めて可能となる、最新の技術と、すべてのインターネット接続型デバイスにわたる、プラットホームとしてのオープンWebの確立に、期待いたします。積極的なご参加を、お待ち申し上げます。

最新のオープンWeb技術は、オープンビデオ、オーディオ、WebGL、タッチイベント、デバイスの向き(オリエンテーション)、位置情報、高速JavaScriptエンジンなど、一つの完全なスタック(stack, 総合ソフトウェア層)を成す技術を導入し、Web上で複雑高度なゲームの開発とプレイが可能となりました。これらの技術が今日の最新のブラウザから提供されることにより、プラットホームの前進のための機が熟しております。オープンWebの高度な技術を最高度に盛り込める研究開発分野としては、ゲームが最適ではないでしょうか? これまでも、ゲームとゲームデベロッパは、つねに技術の最先端を走っていました。これまでできなかったことが、できるようになるのも、ゲームがその先鞭を付ける場合が多かったのです。

これは一体、何を意味しているのだろうか。ひとつの可能性は、GoogleのChrome Web Storeとの関連だ。この秋に立ち上がるそのストアは、デベロッパがWebアプリケーションやゲームを配布し課金するための、比較的シームレスな場を与える。Mozillaも以前は、Googleの支配下に入らないためにOpen Web App Storeというものを作ると言っていたから、ゲームはそこにおいても重要な要素になるはずだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))