Barnes & Noble、AmazonのDTPに対抗した自己出版プラットフォームの提供を開始

Barnes & Nobleが米国時間10月4日にPubIt!(できればブランド名にエクスクラメーションマークを付けるのはやめてほしいものだと考えている)というオンライン出版プラットフォームの提供を開始している。プラットフォームを利用することで独立系のパブリッシャーや著者が作品をBN.comやBarnes & Noble eBookstoreで販売できるようになる。
ちなみにAmazonもDTP(Digital Text Platform)という名前で、同様のプラットフォームを提供している。
このプラットフォームの提供については今年の5月にアナウンスされていた。Barnes & Nobleによると、事前登録を行っていた数千の独立系パブリッシャーやセルフパブリッシングを行う著者によって、プラットフォームの提供開始と同時に数万もの作品が登録されたとのことだ。PubIt!経由で登録した作品はアップロード後24時間ないし72時間のうちに販売開始となるそうだ。
PubIt!ではアカウント登録機能、eBookのアップロード機能、価格設定機能および販売/支払い状況確認機能など、オンラインパブリッシングに必要なさまざまな機能が実装されている。価格は$0.99から$199.99の間で自由に設定することができ、価格に応じてロイヤルティを受け取る。
たとえばeBookの価格が$2.99から$9.99の間なら、パブリッシャーが受け取る額は販売価格の65%に設定されており、$2.98以下ないし$10.00以上の場合には40%となっている。
Amazonが提供するDTPプログラムの方は70%のロイヤルティオプションを提供しているが、ここから配信コスト(ファイルサイズに基づいて計算される)が差し引かれる。Barnes & NobleはこのAmazonのモデルを暗にほのめかしつつ「ロイヤルティに関する不透明さ」を排除したいとしている。
PubIt!を利用できるのはアメリカの市民権をもつパブリッシャーで、ePub形式以外にもマイクロソフトWord、TXT、HTML、ないしRTFファイルをアップロードすることができる。アップロードされたデータはPubIt!でePub形式に変換されるようになっている。またNOOKエミュレーターを使ってBarnes & NobleのNOOK上でどのように表示されるのかを確認することもできる。
アップロードした作品はNOOKのeBook Reader、Barnes & NobleのeBookstoreをサポートするサードパーティ製のeBook Reader、およびiPad、iPhone、iPod touch、Android版NOOKソフトウェア、そしてもちろんデスクトップPCやノートパソコン用のリーダー等、Banes & Nobleの全プロダクト上で読むことができる。
詳細な情報はFAQセクションに掲載されているのでご参照いただきたい。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)


