Google曰く、サードパーティーによるアプリケーションマーケット運営は全体の利益にかなうこと
ここ数ヵ月というもの、GoogleのAndroid OSに関する新たな「分裂」(fragmentation)が話題にのぼり、困惑を感じている人もいるようだ。この新たな「分裂」とはAndroid Marketについてのもの。これまでAndroid Marketといえば、AppleのApp Store同様に、Googleの運営するものが唯一のものだった。しかしすぐにもこの状況に変化が訪れそうなのだ。
まず、Android端末の販売面においてGoogleの最大の朋友となっているVerizonが、独自のアプリケーションストアをオープンする予定になっている。またAmazonも開設を予定しており、他にもいろいろと出てくるのは間違いないところだ。アプリケーションストアが並立されることで利用者に混乱を強いることにはならないのだろうか。Google CEOのEric Schmidtが、本件に関するGoogleの立場を明確に述べている。曰くAndroid用アプリケーションマーケットが複数登場されることは「全体の利益」に繋がるというのだ。
上の発言はGoogleの収支報告の席上で行われたものだ。あるアナリストが次々に出てきそうなアプリケーションマーケットについてのGoogleの考えを問うたのにこたえてのもの。Schmidtからの回答は以下の通り(会見を録音からおこしたもので、多少編集を加えている)。
アプリケーションストアの目的は、Googleではなくアプリケーションの制作者が利益をあげられるようにすることです。Google自身のものも含め、複数のストアが構築されることでより多くの利益に繋がる可能性があるのです。
この発言は、GoogleのAndroidを巡る他の発言とも内容において合致するものだ。すなわち競争は好ましいことであり、良し悪しを判断するのはマーケットであるということだ。Googleの考えに賛同はする。しかし短期的は複数ストアのオープンが利用者にフラストレーションをもたらすことにはならないだろうか。たとえばストア側からの要望で、あるアプリケーションが特定のストアからしか入手できないといった状況になることはないだろうか。またストア毎に支払い方式が異なることになれば利用者は混乱するのではないだろうか。さらにアプリケーションの価格がストアによって異なるということもあり得るだろう。もちろんこうした状況は現実世界では当たり前のこととして受け入れられている。しかしここ2年間で成長してきたスマートフォンマーケットは、そうした現実世界におけるスタイルとは異なる形で成長してきていることも考慮する必要があるのではないだろうか。
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(翻訳:Maeda, H)


