世界一年寄りくさいiPadアプリ
私はWashington Postの新しいiPadアプリが由緒ある新聞を読むためのすばらしい方法であると確信している。たしかに一見すると完璧に使えそうに思える。記事やフルスクリーンの写真とビデオに加え、TwitterやFacebookで記事を共有したり、「トップ・ツイーター」たちが関連の話題について何を言っているかを見ることもできる。このアプリでは(まあExxon Mobilの提供により)iPad上で2011年2月まで全紙面を無料で読むことができる。言い方を変えれば、有償壁が立った途端に誰も読まなくなる、ということでもある。たぶん既存の定期購読者を別にして。
私の予想では、Washington Postの紙版定期購読者は、殆どの新聞と同じく古いスタイルを固持するだろう。上に貼った新iPadアプリのプロモーションビデオがやたらと年寄りくさいことによる効果も期待できない。ビデオはPost紙の畏敬すべきBob Woodward記者と畏敬すべきBen Bradlee元編集長が照れくさそうに笑いをとろうとするところから始まる。しかしこれが面白くない。完全にスベっている(Bradleeが何とか救ってくれそうだったが、今のところWoodwardを支えるのに精一杯)。私はこれを見てもアプリを試そうという気にならなかった。ビデオに登場する若手の編集スタッフでさえ全くわかっていないように見えた。
しかし、ターゲットは私であるはずもない。たぶん現在のWashington Post読者をデジタルワールドに馴じみやすくことが目的なのだろう。しかしこのビデオは機会を逃がした。なぜならiPadはすでにインクと紙を捨てタッチスクリーンに走った新しい若い読者を獲得する一手段になり得たからだ。有償壁の話は別だが。とにかくこれはダメっぽい。
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(翻訳:Nob Takahashi)


