YouTubeが動画の属性検索を導入, テレビを携帯からコントロールできるAndroidアプリも

今日(米国時間11/9)はYouTubeが記者たちをSan Brunoの本社に招いて、これまでの数か月で達成された進歩を紹介した(それはとても多い)。説明されたトピックのうち、主なものは、YouTube中毒の人たちをもっと増やすためのホームページの改装、ユーザが見たい広告を選べる仕組み(Huluには前からある)などだ。新製品ニュースも大きなものが2つある: サイトをナビゲートするための新しい機能(近日立ち上げ)と、テレビと電話機とYouTubeの数百万のビデオをシームレスにリンクするAndroidアプリケーション。後者は、Android Marketで入手できる。

YouTube Topics

検索は多くのWebサイトにとって難しい課題だ。インターネット全体に拡散しているコンテンツの中から、ユーザが見たいと思っているものを探し出すためには、高度なアルゴリズムを実装できる優秀な人材が要る。しかも、コンテンツは毎日、とんでもない量で増え続けている。良質な検索は、ますます難しい。しかし、YouTubeの連中に言わせると、ふつうの検索は彼らが挑戦している動画の検索に比べると全然やさしいのだそうだ。

たとえば、Googleに行くときには、検索したいものが事前にある程度明確に、具体的に、分かっている。”サンフランシスコジャイアンツのスケジュール”とか、”花はどこで買えるか”など。しかしYouTubeは、もっと曖昧な質問、たとえば”お笑い”とか”失敗談”などを扱わなければならない。YouTubeに来る人の動機は、楽しみたい、学びたい、かわいいものを見たい、などなどさまざまだ。でもそれを、具体的に指定できない場合が多い。YouTubeはこれまでも、漠然とした検索に対して一応まあまあの結果を提供してきた(だから人気は衰えていない)が、しかし、もっと良い方法があるはずだ、とつねに考えていた。

彼らがたどり着いた良い方法はTopicsと呼ばれ、明日(米国時間11/10)の夜YouTubeのTestTubeで立ち上げられる。その基本的な考え方は、YouTubeのビデオに、その内容を説明する”属性”(attributes, アトリビュート)を付けようというものだ。これまでもタグ(tags)というものはあったが、しかしユーザが恣意的に付けるタグは、ビデオの内容説明として役に立たないことが多い。そこでYouTubeは、いろんなもの(ユーザからのコメント、よそのサイトにあるそのビデオへのリンクテキストや説明文、などなど)を見ながら、そのビデオをもっとも適切に説明している属性を決めていった。

Topicsを使うと、ビデオの検索結果の横にリンク集が出て、そこからさらに関連のビデオを探せる。”Lady Gaga”で検索すると、画面上部に数名の関連アーチストも表示される。そしてそれらのビデオにもタグが付けられる。たとえば、Bad Romanceには”エアロビクスのための曲”というタグが付くだろう。その”エアロビクス”タグをクリックすると、YouTubeがこの同じタグ…つまり属性…を付けたほかのビデオのリストが出る。そして、それらのビデオにまた独自のTopicsのタグが付いているから、さらに具体的な絞り込みができる。

究極の目標は、ユーザにビデオを推薦しながら、それと同時に推薦した理由も理解してもらうことだ。”お笑い”で検索すると、間抜けな猫のビデオを推薦されるかもしれない。そのビデオには、”おかしい”とか”猫”などのタグが付いているだろう。でも、猫は見たくないと思ったら、そのTopicsを消して、さらにほかの属性や話題(つまりトピック)を探せる。

それらのタグは、視覚的にも見やすいし、画面上部にリストアップされるトピックも、おおまかな推薦項目のように単純だ。YouTubeは最初、ビデオとトピック(Topics)を結びつけるために色やアイコンを使うつもりだったが、テストの結果、それは邪魔だということが分かった。だから、今のような地味なリンク集になった。たぶんユーザは、YouTubeの画面の構成が前より変わったと気づかないだろう。しかもそれが、YouTubeの当面のねらいなのだ。

YouTube Remote

第二のビッグニュースは、Android Marketに出たばかりのAndroidアプリケーション: YouTube Remoteだ。このアプリケーションのキモは、携帯でビデオを見ていても、その続きをGoogle TVなどの大画面で見たくなったら見れる(コントロールは一貫して携帯からできる)、という機能だ。それはAppleのAirPlayに似ているようだが、ただしYouTubeのコンテンツだけだ。

まず、Googleのアカウントでそのアプリケーションにアクセスする。そして、ビデオを携帯で見ながらパソコンやGoogle TVデバイスなどでYouTubeアプリケーションを立ち上げたら、Googleは「この人は続きをこのデバイスで見たいのだな」と判断する。そういう自動的判断がいやなら、手作業でリンクを切ればよい。このアプリケーションを使うと、YouTube LeanBackを携帯から完全にコントロールできる。Google TVデバイスが提供しているリモコンが、要らなくなるのだ。

今のところYouTube Remoteにそれほど入れ込んではいないが、今後の可能性は大きいと思う。YouTubeのねらいは、コンテンツがユーザの複数のデバイスの上をシームレスに(seamless, 完全に円滑に)流れることだ。そしてさらに今後は、ユーザが推薦されたビデオを、友人のテレビに送ることなども、できるようにしたい。

こうやって、今のGoogle TVデバイスの使いづらいリモコンを忘れて、Android携帯からGoogle TVをコントロールできるのはグッドアイデアだとは思うが、でもGoogle TVはコンテンツ源がものすごく多いのだから、”コントロールできるのはYouTubeだけ”という現在のYouTube Remoteの仕様は、ちょっときついんじゃないかなあ。Google TV上のすべてのコンテンツをコントロールできるAndroidアプリを、ぜひ作ってほしいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))