質問:Twitterは何故Flutherを買収したのですか。回答:「検索は熟しすぎ」、ソーシャルQ&Aはまだ「だだっ広い」

すでに多くの人がTwitter上で質問をしているが、あのシステムは、たとえばQuoraのように、組織的なソーシャルQ&Aをするようにはデザインされていない。しかしそれも、Flutherのチームを人材買収したことで変わるかもしれない。Flutherは2007年に設立され、Ron Conway、Marc Andreessen、Ben Horowitz、Naval Ravikantらから60万ドルを集めたソーシャルQ&Aサービスだ。契約の詳細は明らかにされていないが、Twitterが買ったのはFlutherというサービスでも会社の株でもない。TwitterはFlutherの株主らに何らかの補償をすることで、5人のチームを自社に呼び寄せる契約を結んだのである。

私はCEO兼ファウンダーのBen Finkelと数分前電話で話すことができた。彼は契約の詳しい内容どころか、新しい肩書きが何になるのか、Twitterのどこに彼のチームが収まるのかもよくわかっていなかった。「まだ言う時期ではない」と彼は言っていた。この件に関する彼の立場はこうだ。「元々われわれが新たな調達ラウンドを計画していたところへ、買収の話が舞い込んできた。いざそうなってみて、自分たちの立場を考えるとそれが理にかなっていることに思えた」。

FlutherはクラウドソースのQ&Aサービスを提供している。AardvarkやQuara、さらにはYahoo Answersとも同じ路線といえる。Flutherの差別化は、いかにリアルタイムに回答し、回答者の知識に応じて質問を割り振るかにある。同社は、異なるウェブ間で同じデータベースを共有する連合Q&Aサービスなるものにも手を広げつつある。多くのQ&Aと同じく、同社のトラフィックはオーガニック検索[広告等の関わらない純粋な検索]から来ているが、Twitterも「相当量のトラフィック」を生んでいるという。

Finkelによると、同サイトには月間100万人のユニークユーザーが訪れており、急速に伸びている。しかし、Google Trends for Websitesなどの外部機関の推計をみると、Flutherは最近Quaraに抜かれている(下のグラフ参照)。Flutherサイトは引き続き独立して運営されるが、5人のチームはTwitterで別のプロジェクトに取り組むことになる。

Twitterで具体的に何をやるかについてFinkelは語ろうとしなかったが、TwitterがFlutherチームを人材買収(acq-hire) した理由は彼らのソーシャルQ&Aに関する専門知識だと考えるのが普通だろう。それは今後TwitterがQuaraの後を追うという意味か、あるいは現在すでにTwitterで行われているQ&Aをもっと整理整頓よくしたいだけかもしれない。
なぜ今ソーシャルQ&Aがこれほど注目されているのかについて、Finkelは一般論としてそれが全く新しい情報検索の方法だからだと言う。「検索は熟すしぎている。人々は他の人たちとの対話を求めている。結局のところ知らない同志が繋がっているので、まだこれは難しい問題である。そこはまだ、何の制約もなくだだっ広い空間だ」。

私はちょっとした仮説を立て、この考えを一歩先へ進めてみた。Twitterもまた「互いに知らない同志」あるいは少なくとも、ほぼオンラインでしか知らない人たち同志を結びつける場だ。ソーシャルQ&Aは、一つの質問に対して回答者候補が多ければ多いほどうまく働くが、そこには何らかの繋がりが必要であり、そうでなければYahoo Answersと変わらない。誰かの回答を信用するかどうかは、その人が他の誰と繋がっているかにもよるだろう。したがって、ある回答の妥当性は、回答者の信頼度で決まり、その信頼度は質問者と回答者との関係に依存する。すでにTwitterはソーシャルな信頼度のさまざまな解決方法を探ってきている。Q&Aは、論理的な次期ステップだ。

では質問:Twitter内にQ&Aサービスが生まれるのはいつですか?

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(翻訳:Nob Takahashi)