Distimoレポート:2010年に大ブレイクした各種モバイルアプリケーションストアの動向

昨年から、「アプリケーション」が世界的に大流行だ。2010年はモバイル用の「アプリケーションの年」として記憶に残りそうだ。この現象はAppleのみに限った話ではなく、Android、Blackberry、およびNokiaにさえも波及している。アプリケーションストアの分析を行なっているDistimoが今回発表した最新レポートでも、2010年のモバイル向けアプリケーションストアの大流行について分析している。たとえばAppleの場合、昨年末の段階でiTunesストアに300,000のアプリケーションが登録されている。Android Marketは約130,000本でNokiaのOvi Storeには25,000本が登録されている。さらにBlackBerryのApp Worldも18,000本を登録している。Appleが数では圧倒的となっているが、他の端末でもアプリケーション数の成長率では負けていない。Androidは544%増加し、Blackberryは268%増、そしてNokiaも258%の成長を遂げている。

全プラットフォームを通じて人気を集めているのはAngry Birdsで、ゲーム以外ではFacebookが最も人気となっている。また、DistimoのレポートによればiPhone用で最も成長が著しいジャンルはビジネス用アプリケーション(186%増)で、メディカル関連がそれに続いている(156%増)が、Androidの方ではもう少しお気楽なものが伸びているようだ。Androidでの人気はコミック(802%増)、カードおよびカジノゲーム(644%増)およびエンタテインメント(589%)が伸びているとのこと。

全体的にみてみると、DistimoのレポートにはAppleのApp Store関連のものが多い。有料アプリケーションと無料のものとの比較データも掲載されている。レポートによれば、無料アプリケーションのダウンロード数は有料版の10倍近くに及んでいるとのこと。人気トップ300の無料アプリケーションはiTunesにて1日300万回ダウンロードされており、有料アプリケーションの方は350,000回のダウンロード数だとのことだ。

App Storeがアプリケーション内販売を認めて以来(たとえばngmocoなど)、アプリケーション内販売の売上高は大きく成長している。たとえば昨年6月から12月の数値を見ると、無料ながらアプリケーション内販売機能を実装している人気iPhoneアプリケーションの売上占有率は14%から34%に増加している。但しiPadではこの数値は低めで、7%だったものが15%に伸びたと記されている。

では、iPad用アプリケーションでの売上状況はどうなっているかと言うと、依然としてアプリケーション内販売機能のない有料アプリケーションが優勢だ。人気アプリケーションの売上中、71%をアプリケーション内販売機能のない有料アプリケーションが占めている。iPhoneの方は単純な有料アプリケーションの売上額比率は51%ということになっている。ちなみにアプリケーションの価格は、AppleのApp Storeで昨年12%の下落を示した。他のアプリケーションストアでも一層の下げ圧が生じている。有料アプリケーションの平均価格帯は99セントから$2.99の間となっている。またiPhoneアプリケーションにおける、アプリケーション内販売機能のついたものの売上額比率は、iPadの有料兼アプリケーション内販売機能付きのものとほぼ同様の割合(14%)となっている。iPadの場合にはこの割合が無料でアプリケーション内販売機能がついたものとほぼ同じ割合となっているが、iPhoneでは有料兼アプリケーション内販売機能がついたものの割合は減少傾向にある。但し、iPadアプリケーションの歴史がiPhoneアプリケーションに比べて短いものであることは考慮しておく必要がある。iPadアプリケーションマーケットの熟成とともに、比率はiPhoneのものに近づいていくのではないかと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)