本誌インタビュー: Eric Schmidt, Larry Page, Sergey Brin

昨年の夏、本誌はビッグな特ダネを報ずるはずだった。Eric SchmidtがGoogleのCEOを下りる、というニュースだ。その話は、いろんな情報源から入ってきた。原因は、彼の過労とされていた(でも仕事で疲れない人はいない)。また噂では、次の10年間、FacebookやAppleと戦って、しかも負け戦の可能性もあるという見通しが、彼の意欲を削(そ)いだ。では誰がCEOになるのか? 本誌の記事は、その予想も書いていた。
しかしGoogleは、その記事は正確でないし、正確に近くもないし、正確な情報はかけらもない、と言い張った。Googleの否定がきわめて単刀直入かつ率直だったので、本誌はその記事を下げた。当時、”より正確な”情報源というものはなかった。
今日(米国時間1/20)のEric SchmidtがCEOを下りるというニュースに私(TechCrunchの編集長)が気を悪くしている、と思ったのか、Googleは今日の午後、本誌が三人組(Larry、Sergey、Schimdt)に独占インタビューしてよい、と言ってきた。電話インタビューだったが、電話線の向こうにいるのは、確かに本物の三人だったようだ。
三人の口から出てきた、入念に準備されたメッセージは、それは良い決定である、拙速の決定ではない、会社にとっての最良を目指した結果としての決定だ、というもの。
Schmidtは、LarryはすでにCEOになる準備ができていた、過去10年、主に彼とSergeyとSchmidtの三人で重要案件の決定をしてきたからだ、と強調した。”これからはLarryが形式的かつ公的に決定主体になる…これまでとの違いはそれだけだ”、とSchmidtは言う。つまりLarryは、これまでしたことのない新しい仕事を任されるのではない、と。そしてSchmidtは常勤の会長として、万一難関が生じた場合にはLarryを補佐する。
電話インタビューでSchmidtがもう一つ強調したのは、今回の決定はGoogleをより効率的にするための良い方法であること。彼が今朝言ったところによると、三人が望んだのは”経営構造を単純化して意思決定を迅速化する”ことだった。意思決定の遅れや、経営構造の複雑性が会社に傷を与えた実際の例をたずねると、彼はこう言った:
“そんな例は、毎時間ある”。
この夏の噂の主流だった個人的な理由についてSchmidtにたずねたら、彼曰く、自分は”下りる”のではなく”上がる”のだ、これからの彼は”買収、提携、顧客関係や広範囲な対企業関係、対政府、技術思想におけるリーダーシップ”といった、大枠的な問題に集中できる。会長になっても彼はGoogleの一社員であり、年俸1ドルを受け取る。
彼らがFortune誌に2008年に発表した声明では、三人は今後20年間は共同で経営にあたるということだった。今日その点について聞くと、三人は今でも一つのチームであり、あらゆることで協力していく、とSchmidtは答えた。
とはいうものの、日常的な決定権がLarryに移ることは事実だし、この10年でSchmidtに何か過失があったわけでもない。今朝のインタビューでLarryは、”GoogleのCEOの仕事は、世界中の誰よりもベターにやらなければならない仕事だ”、と決意を述べた。
これに同意しない人は、いないだろう。でも、Schmidtの今後の苦労は、これまでの苦労とは相当違うものになるだろう。Microsoftをたたくことは、青年としてのGoogleに似合っていたかもしれない。しかしこれからの壮年期のGoogleは、Apple、Facebookという二正面の敵と戦わなければならないし、その勝算は、Googleの圧倒的優位とはもはや言えない。
Schmidt個人の談話が、この記事にある。〔未訳: 意思決定と実行を迅速化するために、これまでの三人合議制から、日常の意思決定権をLarry一人に集約する、という話。〕
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


