AppleデバイスのシェアがWindowsを上回り最大となりそうな事実を示す統計データ(TechCrunch読者内)

2007年2月時点、TechCrunch読者の83.24%がWindowsマシンでアクセスしていた。1年後の2008年2月、Windowsの牙城は崩れず80.44%の数値を示していた。ところが2009年2月には74.04%となり、昨年2月にはこれが61.59%に低下した。今年はどうか。訪問者のデータを見てみると、Windowsでアクセスしている人は53.84%にまで低下している。

これは将来を予告する前兆なのだろうか。

再度、先の数字を見てみる。TechCrunch読者の過去4年間における傾向を見ると、Windowsのシェアは30%も落ちているということになる。これは異常な事態と言えるかもしれない。

きっとこの記事のコメント欄には「TechCrunchの記事にApple関連のものが多いのが理由だろう」という安直な反応があるに違いない。しかしMacintoshのシェアについても、過去4年間のうち3年間は上昇傾向にあったものの、昨年については下がっているのだ。iPhone、iPad、および各種Android端末といったモバイル機器群もまた、Windowsのシェアを食っているのだ。

ちなみにWindowsのシェア低下傾向はここ4年間ずっと同じペースで続いている。2年以内には、TechCrunch訪問者のうちにおけるシェアについてみると、Appleによるデバイス(Mac、iPhone、iPad touch、およびiPad)がWindowsを上回りそうな勢いだ。iPad 2やiPhone 5、およびOS X Lionの人気が高まれば、もしかすると1年以内にシェアの逆転が起こるかもしれない。

年ごとのデータを細かく見てみよう。

2007年2月

  • Windows: 83.24%
  • Mac: 13.59%
  • Linux: 2.51%

2008年2月

  • Windows: 80.44%
  • Mac: 15.15%
  • Linux: 2.97%
  • iPhone: 0.77%
  • iPod: 0.15%

2009年2月

  • Windows: 74.04%
  • Mac: 20.48%
  • Linux: 3.01%
  • iPhone: 1.60%
  • iPod: 0.28%
  • Android: 0.09%

2010年2月

  • Windows: 61.59%
  • Mac: 28.62%
  • iPhone: 4.07%
  • Linux: 3.49%
  • Android: 0.87%
  • iPod: 0.53%

2011年2月

  • Windows: 53.84%
  • Mac: 27.64%
  • iPhone: 6.72%
  • iPad: 3.44%
  • Linux: 3.28%
  • Android: 3.06%
  • iPod: 0.62%

直近のデータを見ても、Windowsは依然として2位のMacに大きな差をつけてトップに君臨している。しかしApple製品をまとめて評価すると、話はまた別のものとなる。

  • Feb 2007: 13.59% Apple products
  • Feb 2008: 16.07% Apple products
  • Feb 2009: 22.36% Apple products
  • Feb 2010: 33.22% Apple products
  • Feb 2011: 38.42% Apple products

この4年間で、AppleはTechCrunch読者内のシェアを25%伸ばしている。これはWindowsが同期間にて失った30%のシェアにほぼ匹敵するものとも言える(残りの5%をちょうどAndroidが占めている感じ)。

すなわち、Microsoftが53.84%のシェアを占め、そしてAppleが38.42%だと見ることもできるわけだ。昨年に関してはiPadやiPhoneが急進した年で、来年にもMacの地位を奪うということもあるかもしれない。しかし今後、何らかの大きな変化がおきない限り、ここ2年のうちにはTechCrunch読者の中ではAppleが主流を占めるということにもなりそうだ。

噂によれば、Windows 8は2012年中盤から後半にかけて登場する見込みだとのこと。しかしWindows 7も悪評ばかりだったVistaよりははるかに評価が高かったはずだ。そのWindows 7もTechCrunch読者の内に見られる動向を変化させることはできなかったということになる。現在のところではWindows陣営の希望はWindows Phoneということになるのだろう。今のところはさほどの人気を集めてはいないが、Nokiaとの共同戦線で市場を広げてくるのだろう。ただ、それがWindowsの失ったシェアを回復するまでにいたるのかどうかは不明だ。

また、ある意味で皮肉なことだが、Androidが普及していけばMicrosoftがAppleの後塵を拝するようなことはなくなるかもしれない。それによってMicrosoftの天下が今しばらく続くということになるわけだ。

しかし、だ。繰り返しになるがAppleからはiPhone 5およびiPad 2、そしてOS X Lionが数ヵ月以内に登場してくる。また、秋にはiPad 3が登場するかもしれないという噂もある。

iPad 2およびiPhone 5はAppleのシェアを直ちに押し上げることになるだろう。そしてOS X Lionもプラスの方向に牽引することとなるに違いない。初期の版をみると、OS X Lionは一層iOS風になっているらしい。すなわち、これまでPCを使っていたiPad/iPhone/iPod touchの利用者も、Macを使いたくなるということが考えられる。

またOS X LionにはPC-to-Macのデータ移行システムが実装されているとのことで、それもMacへの移行を促す原因となり得る。

すなわちOS X LionはiOS利用者のMac導入を促し、またMac利用者のiOS導入を促すということになりそうなわけだ。利用ブラウザの面でChromeが首位となったように、TechCrunch読者の間ではさまざまな変化が置きつつあるようだ。数値は嘘をつかない。Microsoftは、TechCrunch内での動向が他の部分にも波及しないようにと祈りを捧げるべきなのかもしれない。これまではTechCrunch内での動向が外部の世界にも波及していっていた。

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(翻訳:Maeda, H)