Facebookコメント・システムに賛否両論

今日(米国時間3/1)Facebookは、外部のブログやウェブサイト向けに新コメントシステムを公開した。われわれもここTechCrunch(米国版)に実装し、公開後数時間たった今、賛否両論が数多く寄せられている。読者は間違いなく気付いていて、これがインターネットにとって良いことか悪いことかの議論が、すでに山ほど持ち上がっている。
完璧でないことは間違いない。Facebookコメントシステムは、 TwitterとGoogleのログインをサポートしていない。バックアップのためにサイトがコメントをアーカイブする機能もまだなく(そのためのAPIは近く提供される予定と聞いている)、同システムを何ヵ月か使ってから他に乗り換えるのは一仕事になりそうだ(データのポータビリティーは?)。企業によってはFacebookをブロックしているため、そこのユーザーに対してはコメントシステムが無効になる。Disqusという、何年もそのコメントシステムを磨いてきたすばらしいスタートアップを一撃で潰しかねない。他にも山ほどの小さなバグがあり、早急に修正されることを期待したい(われわれは数分前まで手動で全コメントを承認していたが、以前のように記事のトップにコメント数が表示されない)。
一方で、新システムにはいくつか大きな利点がある。中でも重要なのが、コメントするために本物のアイデンティティーを使わなくてはならないことだ。この数時間、TechCrunchコメント欄を第2の住まいにしていた匿名の「荒らし」連中が姿を見せていない。もちろん、正当な理由で実名を使いたくない(報復の恐れなく発言したい)人もいるが、殆どの場合に匿名は悪用されてきた。殆どの場合、陰に隠れて悪口雑言をまき散らすために使われてきた。果たして「荒らし」たちは本当に消えたのか、戻ってくるのか。もちろん消えることを願っている。今日の記事には概してコメントが少ないが、会話はずっと文明的で興味深い。

もう一つの大きな利点は、ソーシャルバイラリティー[口コミの広がり]だ。TechCrunchにコメントすると、そのコメントはそのユーザーのFacebookストリームに、記事へのリンクと共に現れる(コメントボックスでオプトアウトしなければ)。リンクは記事本文ではなくコメントそのものに向いている方がいいと思うが、それは今後追加可能な機能だ。これによって、Facebookで友達の発言を見た読者をたくさん呼ぶことができる。
その結果は? 今日これまでのところ、Facebookは本サイトで第2の参照元サイトだ。ちなみにトップはAOL(ジャスティン・ビーバーに感謝)。通常われわれの最大トラフィック源であるTwitterを超えている。このバイラル効果は、ユーザーがTwitter IDも使えるようになれば倍増するのはもちろんだ。
賛
- 実名と本物のアイデンティティーによって、荒らしや匿名の卑怯者が激減する。
- ソーシャル・バイラリティーによってFacebookと利用サイトとの間でフィードバックループが生まれ、トラフィックが増加する。友達が友達を呼び、サイトのソーシャル入口が出来る。
- すでにFacebookにログイン済みなら自動ログインされるため、コメントを付ける障壁が低くなる。
- 最も多く「いいね!」の付いたコメントがトップに来る。システムは誰が友達かも知っているので、友達のコメントを最初に見ることになる。
否
- TwitterやGoogleのIDがサポートされておらず、ソーシャルウェブの半分を排除している。
- バックアップがなく、他にも縛りがあって、採用したサイトはやめるのが困難になる。
- Facebookがブロックされている職場の人は残念でした。
- コメントが友達のFacebookストリームに表示されて驚く人もいるかもしれない。反発の予感。
- 管理機能にバグ、記事のトップにコメント数が表示されない、サイトオーナーのコメントを目立させる方法がない。
みなさんにとって最大の賛と否は何だろうか。
Mahendra Palsule
Alexia Tsotsis
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(翻訳:Nob Takahashi)


