ワーナーがFacebook上で映画レンタルを開始–しかしNetflixキラーという報道は誤報

今朝(米国時間3/9)のニュースによると、Warner Brothersが同社のFacebook Pageで、映画のレンタルを試験的に開始し、まずThe Dark Knightが30 Facebook Credit(3ドル)でユーザに賃貸される。大手映画会社が映画の全篇をFacebookで賃貸提供するのはこれが初めてのようだが、おやおや、一部の人たちは半狂乱状態になっている。

Hollywood Reporterの記事によると、Goldman Sachsのアナリストの発言として、“Facebookの今回の新しい動きは、投資家たちにとって青天の霹靂だ。Facebookは、誰も考えつかなかったことをした。Netflixの株価はこれから下がっていくだろう”、と伝えている。またPaidContentによれば、Facebook/Warnerのパートナーシップにより、Netflixの株価は大きく下がった(5.76%の下げ)。

しかし、Facebookの映画進出がHuluやNetflixとの競合関係になるというこれらの報道は、誤報である。まず、FacebookはWarnerとパートナーになたわけではないし(提携関係はまったくない)、Facebookが映画のレンタルサービスを始めたわけでもない。

Warner Brothersは、ここ数年何千ものデベロッパがしてきたように、Facebookというプラットホームの上で動くアプリケーションを作ったにすぎない。Facebook Creditを使うことも、それはFacebook上の支払いサービスの今や標準だ。言い換えると、Netflixは何も心配する必要がない。これは、ぼくだけの考えではない。同業の技術系記者 Caroline McCarthyやEric Eldonもすでにこれについてツイートしているし、またWarnerの発表とFacebookとの関係を誤報していない記事もたくさんある。Facebook自身は、こんな声明を出している:

“現在、400以上のゲームやアプリケーションが、Facebook Creditを利用して、ユーザがFacebook上で便利かつ安全に仮想グッズやデジタルグッズを買う方法を提供している。Facebook Creditを新しくておもしろいやり方で使う実験に関しては、Facebookは何も規制していないので、これから出てくるものが、われわれとしても楽しみである。”

これでNetflixが死ぬ、と騒いだ人たちは、Facebook上でThe Dark Knightを見てない人たちだろう。Warnerの実験は、成功とは言えない。NetflixやHuluのサービスは、ユーザがコンテンツを見たり発見したりするために構築されている。Facebookはアプリケーションプラットホームでもあるが、しかしFacebookの中でこれら専門サービス並の本格的な視聴体験を提供することは、きわめて難しい。だからこそFacebookは、Facebook Connectを提供しているのだ…HuluもNetflixもそれを数年前から採用している。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))