下院がFCCのネットの中立性規則を否決(でもたぶん大丈夫だろう)

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昨年12月にFCC(連邦通信委員会)は “Preserving the Open Internet”(オープンなインターネットの保全)と呼ばれる規則を採択して、ブロードバンドのプロバイダが特定のWebサイトやWebサービスをブロックすることを禁じたが、その規則がVerizonやAT&Tのようなモバイルのキャリアにも及ぶのか、という点が、曖昧だった。

12月の本誌の記事で述べたように、1月の議員選で下院の多数派になった共和党は、この抜け穴だらけの規則を廃棄することを誓い、2月にはFCCへの連邦予算が初めて否決される結果となった。

そして今日(米国時間4/8)はまた、共和党が得点を稼いだ。下院の第37号合同決議の投票結果により、FCCにはISPとブロードバンドを規制する権限がないとされ、12月の規則は否定された。

議会の半分が消費者の権利を否定する光景はウツクシクないし、上院のこの決定が及ぼす影響を過小評価するつもりもないが、しかしWired誌のRyan Singelが説明しているように、今回の採決は実際にはきわめて象徴的な性格のものである。

これまでも、ネットの中立性のための規則に反対する議会の採決の結果は政党の勢力によって決まっていたが、しかし採決は上院を通らないと実効しない。そして上院は、民主党が多数派である。さらにNew York Timesの報道によると、オバマ大統領は、FCCの規則を否定する法案が議会を通ったら拒否権を発動すると言った。

大統領の拒否権を覆すためには上院下院とも全議員2/3以上の票決を必要とするが、今上院は、民主党53名に対し共和党は47名だ。民主党は概してネットの中立性に賛成だから、オバマの拒否権を覆すのは難しい。

ネットの中立性反対派のオレゴン州選出下院議員Greg WaldenはNew York Timesに、“議会は連邦通信委員会にインターネットを規制する権限を与えなかった”、と述べたが、まだ、FCCにその権限がないと決まったわけではない。では、今後を楽しみに。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))