世界のモバイルネットワークの売上は2016年に1兆ドルに達し“悪夢の"シナリオに直面

Juniper Researchが今日発表した調査報告書によると、全世界のモバイルネットワークの売上は2016年に$1T(1兆ドル)を超える。しかしこれを単純に祝えないのは、この売上増にはそれを上回るペースでコスト増が伴うからだ。報告書によれば、すぐに対策を施さないかぎり4年後のモバイルネットワークには”悪夢のような”シナリオが待っている。

迫り来る危機の原因は何か? 報告書によればそれは、市場の飽和とともにユーザ一人当たりの売上が落ち込み、それはやがて横ばいに近づく。その一方でモバイルのデータのトラフィックを扱う費用は急上昇する。スマートフォンの急激な普及により(Nielsenの予測では今年末で1億に達する)、携帯のデータトラフィックは2010年に前年比で倍増した。そして予想では、2015年には13倍にふくれあがる。

でも、悪いニュースばかりではない。報告書によると、キャリアたちが自分の体質に合わせて取り込める処方箋がいくつかある。報告書が奨励しているのは、モバイルネットワークが料金プランを統一すること。そしてそれとともに、”前納制のスキームをできるかぎり多様化すること”だ。また、クラウドやマシンツーマシンの通信、さらにネットワークの既存資産を有効利用できるモバイル上の金融サービスを、今後の売上増の源泉として重視すること。

このほか報告書には、低トラフィックのセカンドタイヤ(インフラ二次利用)ネットワークは、データトラフィックを定額制にすることによって大きなアドバンテージが得られる、と指摘している。また、モバイルブロードキャスト(Mobile Broadcast)の導入によって3Gの新しいスタンダード(GSMA公認)が生まれ、人気コンテンツのための3Gのキャパシティが限りなく大きくなる。それにより、キャパシティの危機は解消するだろう。最後に、化石燃料の費用は高騰を続けるから、グリーンネットワークとグリーンなベースステーションへ(基地局)への移行が、”環境的にも経済的にも不可欠となる”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))