Joulex、1700万ドルを調達:大規模データセンターのエネルギー消費削減を目指す
アトランタに大規模データセンターの消費電力およびコストをほぼ半分にまで低減するプロダクトを提供するJouleXという企業がある。このJouleXが資金調達ラウンドにて1700万ドルの資金を調達したと発表した。出資したのはこれまでに出資していたTarget PartnersおよびTechOperatorsの他、Sigma Partners、Flybridge Capital PartnersおよびIntel Capitalなどだ。
アメリカEPAは、国内におけるデータセンターの消費電力データの統計をここ数年発表していない。しかし2007年の統計では国内のサーバおよびデータセンターは610億キロワット毎時(kWh)を消費していた。これは国内電力消費の1.5%にあたり、費用は電気代のみで45億ドルということになる。EPAはこの時点で、2011年にはサーバおよびデータセンターで消費する電力は1000億kWh以上になるだろうと予測していた。年間の電気料金に換算すれば74億ドルということになる。
The Uptime Instituteによる最近の調査では、データセンターのオペレータやオーナーの36%が、2012年までに必要な電源設備や空調設備を設置する余地がなくなるだろうと予測しているそうだ。
ITのインフラストラクチャが限界に達しつつあることは多くの人が感じていることだろう。そしてデータセンターのエネルギー消費量は増加の一途をたどっている。社会全体でみても、業務遂行やテレコミュニケーションなどのためにITへの依存度は増している。また消費者の側から見ても、モバイルビデオやリアルタイムのデータアクセス、あるいは個人にも広まるクラウド利用によって、回線速度の一層の高速化やストレージの容量増加が望まれている状況だ。
JouleXのサイトには、JouleX Energy Managementというプロダクトでこうした問題を解決できると記されている。
「エネルギー消費をリアルタイムで把握し、ネットワークに接続されている機器のエネルギー消費を最適化します。対象とする機器は物理的なサーバおよび仮想サーバ、ルータやスイッチ、ストレージ、PDU(Power Distribution Unit)などです。」
多くの企業がJoulex同様に、データセンターにおけるエネルギーコストや消費量の削減に向けて努力しているところだ。たとえばCalxedaやVMWareなどの名を思い浮かべることができる。こうしたプロダクトはある意味でデータセンターの予算を取り合う競合であると見ることもできよう。しかし各メーカーのソリューションを統合してJoulexのプロダクトとして協業していくことも考えられる(Calxedaは以前Smooth-Stoneという名前で、投資家の一部はJoulexと重なっている)。
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(翻訳:Maeda, H)


