PayPalのVP曰く: 支払い系でトップ企業になるためには物理世界での利用増が絶対重要

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eBayが保有するPayPalはここ数か月、いくつかの興味深い買収を行ってきた。それらは、デジタルグッズと、ローカルレベルの物理製品の両方からの、支払いフローを捕捉しようとする同社の、今後の方向性を示すものだ。同社は4月に、ローカルの支払いと広告を扱うWhereを1億ドルで買収し、次いでモバイル支払いのFig Cardを買収、最近では同じくモバイル支払いのZongを2億4000万ドルで買った。つまり、ペイメントの巨人PayPalは、モバイルとローカルの分野でも君臨したいのだ。さらに将来の戦略としては、2015年までにはデジタル通貨が、ローカルなお店でも大型チェーン店でも、合衆国のあらゆるところで受け入れられる、とPayPalは考えている。

もちろん、この意欲的な目標は、言うは易く行うは難しの典型だ。PayPalは元々デジタル製品であり、POSを持つローカル店へのリーチを構築していないから、ローカルのレベルへスケールしていくためには、並々ならぬ努力を要する。本誌は、PayPalのグローバル製品戦略担当VP Sam Shraugerに、同社が’デジタルワレット'(digital wallet, デジタル財布)を支配していくための、将来の戦略について聞いた。

Shraugerによれば、PayPalの将来計画は、財布をデジタルにすることよりもむしろ、人びとがテクノロジをより有効利用して、お金の使い方がより上手になることと関連している。そのためには、人びとにPayPalを物理世界でも使わせることが、とりわけ重要である。

彼の説明によると、物理世界におけるペイメント分野のイノベーションは、顧客に単一の技術を提供することではなく、むしろ多様なオプションを与えていくことにある。PayPalは、単なるペイメントに留まらず、人びとのお金の使い方をより多様にしていきたい。その点についてShraugerは、具体的な計画を明かさなかったが、今年後半にも、このことと関連した新製品を立ち上げる、と言った。

PayPalのアドバンテージは2つある。第一は、今ではアクティブユーザが1億を超えている、すなわちユーザベースが大きいこと。そして第二に、ユーザベースの増加は主に、モバイル製品を使った支払いの増加に支えられていることだ。PayPalの最近の発表では、2011年のモバイルからのPayPal利用は、支払額で言って推定30億ドル、これは当初予想の倍である。

物理世界での支払いはPayPalにとって大きなステップになるが、同社の技術がこの方面で、どのように使われるのだろうか。Googleにとっては、NFCと携帯電話がローカルな支払いのためのゲートウェイを構成し、Google Walletのロンチにつながっている。またSquareの場合は、小企業に人気があることと、使いやすさで、この独特なモバイル支払い方式が急激に伸びている。

PayPalがデジタルワレットの支配をねらっていることを、本誌は過去にも指摘してきた。では、今年の後半に同社が見せるという、そのための秘密兵器…GoogleにもSquareにも勝つためのキラーテクノロジ…は、一体なんだろうか。

下のビデオでは、PayPalの社長Scott Thompsonが、あらゆる買い物の支払いにデジタル通貨だけを使え、と社員に檄を飛ばしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))