Google、AdMobをアプリ専用に。モバイルウェブ広告はAdSenseに統合へ

Googleが2009年に、モバイル広告ネットワークのAdMobを7億5000万ドルで買収した時、同社の狙いは明らかに、成長するモバイル広告市場に乗じることだった。アプリ内であれモバイルウェブ上であれ、モバイル広告はGoogleのディスプレイ広告と検索広告ビジネスの自然な延長線上にある。もちろん、昨年来行われてきた統合の結果、AdMobの機能の一部は打ち切られている。これは全体戦略と一致しない、あるいは機能が重複するなどの理由からだ。例えば、GoogleはAdMobのアプリ内広告の相互乗り入れを数ヵ月前に終了させた。そしてこのだび、AdMobのモバイルウェブ配信機能を近々停止すると発表した。

Googleがこの変更を発表したブログ記事のタイトルにある通り、AdMobはモバイルアプリのデベロッパー向け。AdSenseはモバイルウェブのサイトオーナー向け、となる。統合から1年以上たった今でも、Googleは未だに重複部分を模索中で、モバイルウェブの運用者はAdSenseでサイトの収益化を目指し、モバイルアプリの制作者はAdMobを使うべきであると決定した。

そして、モバイルアプリ広告については、モバイルアプリ向けAdSenseのベータテスト参加者は、全員AdMobに移行され、Googleは今後これがモバイルアプリ開発者の主要なソリューションになると言っている。

Googleによると、AdMobによる旧WAPモバイルウェブサイトのサポートは9月30日で終了する。スマートフォンなどの高機能モバイル機器向けウェブサイトへの広告については、しばらくの間AdMob製品が存続するが、いずれ終息する。

AdMobとAdSenseのモバイル機能との間に何らかの重なりがあるのは当然であり、両プラットフォームにある一部のプログラムや機能が打ち切られ、さらに統合が進められるのは理にかなっている。例えば昨秋Googleは、AdMobネットワークを使用しているiPhoneおよびAndroidのアプリケーション開発者、AdMobが広告利用できなくなる際にはGoogle AdSenseの広告を表示できるようになることを発表した。

また、以前の報道では、AdMob統合があまりうまく働いていないとされていたが、このモバイル広告ネットワークの業績は依然すこぶる好調である。今回の決定がデベロッパーにとってどの程度の苦痛となるのかは不明だが(Googleは自然な成り行きによる統合であるかのように言っている)、同一組織内に競合する広告配信技術が存在する道理がないことは明らかである。

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(翻訳:Nob Takahashi)