WebOS、Palmハードウェアと正式に決別
先週末PreCentralに流出した2通のメモに気付かなかったとしても仕方ない。休みだし、何よりいずれも大して重要な話ではない。
それはHPのWebOSプロジェクトに関するもので、彼らが言うには要するに、ハードウェアグループは停滞中だが、ソフトウェアグループは腐りかかったHPの心臓部近くに落ち着くというものだ。何故?それは、HPが、来たるべき巨大勢力、即ちWindows 8に対して何らかの影響力を残しておきたかったから、いやそれよりも、HPには将来のエンタープライズ向けデバイスのための小さくて軽いプラットフォームとして、1台数ドルのロイヤリティーが不要のものが必要だからだ。私は、Mark Hurdがしくじる前に望んでいたのがこれではないと真剣に考えているが、とにかく今はこれしかない ― 次期株主総会後には存在していないかもしれない去勢されたプラットフォームだ。
関連する文章を引用しておく。
SHANE ROBISON
戦略・技術室
戦略・技術担当執行副社長宛先:戦略・技術室従業員
件名:組織変更、webOSチームは戦略・技術室に統合2週間前、HPの将来の転換について発表した。その一環として、当社はwebOSハードウェア機器事業から撤退するというきわめて苦しい決断を下した。一方で、webOSソフトウェアプラットフォームの生来持っている価値を再認識した。理由はその優雅さと直感的インターフェースだけでなく、当社の戦略の焦点であるクラウド、コネクティビティー、サービス、ソフトウェア、およびプリンターのためだ。
webOSプラットフォームとそのエコシステムをどう活用するかを調査する間、webOSソフトウェアチームは戦略・技術チームに合流することが最適であるとした経営陣の判断を嬉しく思っている。この異動は、われわれの無線アップデートおよびアプリケーションカタログへの取り組みも支援するものである。
まず、「戦略の焦点」がクラウド、コネクティビティー、サービス、ソフトウェア、およびプリンターだという点に注目されたい。これは、今後の方針について語られた初めての機会だと言ってよい。どうやらHPは、かつてのSunのようになりたがっているように見える ― 選ばれた顧客のためのインフラストラクチャーとビジネスシステムのフルサービス提供者で、かつ ― これが重要なのだが ― 独自の知的財産権とOSを所有している。
果たしてこのOSが再び消費者製品として世に出ることはあるのだろうか。恐らくわれわれが想像するような形では、ないだろう。WebOSは、画面上に山ほどカードがあるだけの代物ではないが、基盤がLinuxであることを考えると、オープンソース・カーネルとしてはかなりの価格だ。戦略・技術室は、HPの「秘密技術開発部隊」兼事業開発チームであり、おそらくここからまた開発すべき事業が生まれるのだろう。彼らはwebOSに関して、例えばこんなことが言えるだろう、「はい、私たちは安価なPOSシステムも、御社の保険査定人向けにフィールド用デバイスを作ることもできます」。WebOSは彼らの矢筒の中の矢である、かつては弓だったのだが。
私なら、今すぐHPのハードウェアは買わない。ブロガーの友人は、HPの最新ノートPCのレビューを断わったそうだが、それは最もシンプルなPCであれ99ドルのタッチパッドであれ、今後サポートされるのかどうか不透明だからだ。もはやHPを消費者向け企業として真剣に考えることは難しいし、彼らがわれわれ消費者だけのために、webOSのハードウェアとソフトウェアの両方を維持するつもりがないことは明らかだ。
[Image:Gladskikh Tatiana/Shutterstock]
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(翻訳:Nob Takahashi)


