Yahoo、インテリジェントなソーシャルTVアプリケーションのIntoNowにiPad版を投入して機能も拡充
Yahooが今年初めに2000万ドルないし3000万ドルで買収した、ソーシャルテレビアプリケーションを提供しているIntoNowが、iPad版のネイティブアプリケーションの提供を開始した。
IntoNowをご存じない方のために説明しておこう。このサービスはテレビで見ている番組や映画をリアルタイムで友人に伝えるものだ。同様のサービス(メディア・チェックインサービスと総称する)と異なり、IntoNowではボタンを押してテレビ音声を電話に聞かせるだけで番組を判別する。この音声トラッキング技術こそが、ほかのソーシャルチェックインサービスを押しのけてYahooに買収を決断させたのだ。
サービスの提供を開始したのは1月のことだが、iPhoneおよびAndroidアプリケーションを併せて既に160万ダウンロードを記録し、ダウンロードした人の利用頻度も非常に高くなっている。
テレビや映画を観るときには手元にiPadを置いておくという人も多く、ここにIntoNowを投入するのは非常に可能性にあふれる良いアイデアだと言えるだろう。IntoNowのファウンダーであるAdam Cahanも、タブレットデバイスを利用する頻度が高いのはテレビを見ているときだとする調査結果が出ていると語っている。またNielsenの調査でも、70%以上のタブレット所有者および68%のスマートフォン所有者がテレビを観るときに、それらモバイルデバイスも利用していると述べている。テレビ番組に関連するコンテンツを探したり、関連ニュースを見たりしているそうだ。
また、iPad版アプリケーションは、これまでのアプリケーションと比較してもっとも高機能であると言って良いだろう。たとえばABC Newsにチェックインして、そのときのニュースが政治に関するものだったとしよう。すると他の情報ソースから取捨選択して流すIntoNowのフィードも政治関連のものが多くピックアップされるようになる。また、話題がセレブのゴシップ関連など、これまでのものと全く変わってしまった場合にも、アプリケーション側で内容を「聞きとって」、セレブ関連のニュースや話題の人物に関するツイートや動画などが流れるようになる。
またテレビでスポーツ観戦をする際にも便利に利用することができる。アメフトの試合が放送されているところにチェックインしたとしよう。すると流れてくるのはニュースやツイートのみではない。Yahooのスタッツトラッカーにより、即座にスコア、QBのパスヤード、タッチダウンスコアラーなどの情報を見ることができるようになる。
今回のiPad版リリースは、「ソーシャルテレビ」界全体にとってもビッグニュースだと言えるだろう。利用者は番組にチェックインする以外はおまかせで情報を楽しむことができる。提供情報のキュレーションなどもすべて行なってくれるのだ。
(訳注:基本的に米国向けサービスですが、興味深いサービス内容のものですのでご紹介いたしました)


[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)


