Atari、古の名ゲーム「Asteroids」を見事現代に移植

週末も終わろうとしているが、喫緊の仕事(たとえば伸びすぎてしまった髪を切る、等)をするでもなく、AtariからリリースされたiOS版Asteroidsゲームをやって過ごしてしまった。誰もが愛したクラシックゲームを現在の環境に移植するのは簡単なことではない。しかしAtariはAsteroidsのDNAを、見事に現代のスクリーンに移すことに成功したと言って良いのではあるまいか。新たにリリースされたゲームはAsteroids Gunnerという名前だ。
ゲームは50のレベル(ゲーム内では「wave」という語が使われている)に分かれていて、徐々に敵艦も増えて難しさが増して行く。レベルが上がるたびにオプションでこちらの船を追加したりすることができるようになっているが、そのためには「Space Bucks」なるものを購入しなければならない。個人的にはゲーム内で用意されているものの性能アップ版などを購入させるというやり方は好きではない。しかし幸いなことに標準で用意されている船でも十分に戦うことはできるようになっている。
何のバージョンアップも行わない船でも、「難しい」と「夢中になる」のちょうど良いバランスを保っているように思う。操作もシンプルで、それがゲームにのめり込むことを手助けしているとも言えるだろう。ちなみにAsteroidsはずっとジョイスティック向けのゲームだと認識されてきた(キーボードでもなんとかプレイできる、という評判だ)。そのゲームをタッチスクリーンでプレイするのは、少なくとも最初のうちはかなりいらいらする。しかしGeometry Warsのように親指1本を船の操縦に、もう1本をミサイルの発射に利用するというスタイルを採用して、なかなかの操作性を実現している。
但し、このiOS版ではゲームの肝であると多くの人が考えていた「慣性」が無視されていることが気に入らない人は多いようだ。船の操縦ボタンを離すと、船は即座にその場でストップする。これにより操作の難しさが減じているのは間違いない。しかしこれにより違和感を感じる人も多いようだ。なにせ「慣性」によって移動し続けるというのは、かくも長い間このゲームのインタフェースとして採用されていたのだ。
それはさておき、Gunnerになっていくつか新しい機能も用意されている。たとえば自分の船をバージョンアップすることができる機能など、昔は存在しなかった。爆破する小惑星に「クリスタル」が用意されていることがあり、これによって武器や防御能力をアップグレードすることができる。ステージが進むに連れ、こうしたアップグレードを行なっていなければとても戦えなくなってしまう。ゲームにはアンロックすべきアイテムが200以上も用意されているということだ。
と、いろいろと書いてきたが、AtariはAsteroids Gunnerの実装にあたって良い仕事をしたと言って良いと思う。昔のゲームとは大きく異なっているのは間違いない。しかし昔の雰囲気がほどよくいかされていて、ゲームとして非常に楽しめるものに仕上がっている。Asteroids Gunnerは、iTunes Storeのこちらでダウンロードすることができる。
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(翻訳:Maeda, H)


