高校生が作った安価な視標追跡装置EyeboardがKickstarterで資金募集中

eyeboard

ちょっと恥ずかしいことだけど、高校の終わりごろのぼくは、勉強もろくにせずに、自分を実物よりもかっこよく見せる努力にのみ、いそしんでいた。でも今はそんな高校生ばかりじゃないから、未来は明るい。今年高校を出たばかりのLuis Cruzが作ったEyeboardは、オープンソースでローコストな視標追跡(eye tracking, 目が今どこ/何を見ているかを判定する)装置で、障害者のコミュニケーションには欠かせないものだ。

これまでの高性能な視標追跡装置はカメラがユーザの目の動きを捉えていたが、特殊なハードウェアが必要なのでお値段が高かった。

CruzのEyeboardはそれらと違って、ユーザは二つの電極を組み込んだ眼鏡をかける。そして専用ボード(マイクロコントローラATMega328を使用)が、視線の動きに対応する網膜の静止電位を計測する。精度はそれほどでもないが、単純な設計なのでとにかく安く提供できる。

専用ボードはPCに挿入し、ソフト(Windows用とLinux用あり)が電位の変化を目の動きとして解釈する。したがってユーザは、画面を見ながら、目の動きだけでテキスト入力などができる。そして、前述のようにオープンソースだから、特殊なニーズに応じてコードを書き換えることもできる。

Eyeboardのプロトタイプはこれまでに何度かバージョンを更新し、CNNが報道したこともある。そして今はついに、市場に出すために本格生産を開始する段階に来た。そこでCruzは、Kickstarterでそのための資金を募集している。投資をしよう、という有志には、製造原価200〜300ドルぐらいのEyeboardキットが95ドルで提供される。たしかに、一般消費者製品ではなく、あくまでもニッチ製品だが、予算不足の学校や途上国では、かなりありがたがられるのではないかな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))