調査結果:消費者は製品の原産地と製品サイクルに敏感になってきている
世界中の消費者とメーカーを対象とした大規模な調査の結果、興味深い結果がいくつか見つかった。それ自体それほどでなくても、示唆するところが面白いものもある。
まず、消費者の57%が商品の原産国を「常にまたは普段」気にしている。製品の供給プロセスが驚くほど複雑化し、ハイテク製品の部品が、どこまで掘り起こすかにもよるが10から20の国から来ているかもしれないことを踏まえると、これは意外に高い数値だ。
そして、67%の人たちが5年前よりも今のほうが製品の品質が良いと答え、75%がメーカーは最高品質の材料を使っておらず、環境に配慮したプロセスを踏んでいないと言っている。
おそらく一番面白いのは、メーカーの97%が安全性と信頼性に関して「時代の先端にいる」と考えていて、ほぼ同数が、持続可能性とイノベーションについても同様に考えていることだろう。〈全員が〉平均以上にはなれないのだが。
報告書の全文はここで読める。New York Timesがいくつかのデータを引いて、「世界的ガジェット疲労」状態であることを示唆している。そうした一般化はこの調査では裏付けられていないが、いずれにせよ真実だろう。一般向け電子機器に費やされる資金と研究の増加によって、製品サイクルがずっと早くなり、広報効果のために製品が同時に発売されなくなっている。その結果、新しい「革新的な」携帯電話やテレビ、ノートパソコン、タブレットなどが毎週のように登場する。
これは90年代のゆっくりした動きとは大きく異なる。当時はコンピューターやモバイルに関して、人々の間にもっと共通認識があった。

さらにこの調査結果は、今後数年間、製品の原産地における環境への懸念と消費者の関心が、ブランドやマーケティングで重要な部分を占めることも示唆している。これは、インターネットとグローバリズム全般の影響による、世界の平坦化と関係があるかもしれない。国際的に製造される製品が増え、それを意識する人が増えているが、おそらくその理由の一部は、米国内の製造業雇用が減少を続けていることにある。しかし、上に挙げた57%という数字は全世界のもので、米国で原産地を意識しているのはわずか46%であり、インドの70%、中国の66%と比較して少ない。それでも、10年前よりははるかに増えているだろう。
以前述べたように、「倫理にかなった」製品の価格上昇に人々が同意することは、残念ながらありそうにない。そして、製造国や部品メーカー、原料調達に関する表示や規則の確立が望まれてはいるが、いまだ夢物語にすぎない。とはいうものの、そうした問題に対する消費者の関心が高まっていることはよい兆候だ。
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(翻訳:Nob Takahashi)


