ブラウザー対決:iOS 5が(わずかに)Androidを上回った
さあファンボーイ諸君、火炎放射器の準備はいいかな。HTML5フレームワーク開発会社のSenchaがつい先ほど、あらゆる種類の性能測定ツールを駆使してこの世で最もギークな質問に答を出した。どちらのブラウザーが優れているか、Android 4かiOS 5か。
答は最後にとっておくつもりだが、見出しでわかってしまったようだ。Android 4のブラウザーは同プラットフォームにとって「大きな一歩」ではあるが、最終的にはiOS 5がまだ勝っている ― ただし差はごくわずかだ。
Senchaは両ブラウザーを大きくわけて4種類の基準で測った。レンダリング精度、レンダリング性能、HTML5/CSS3機能のサポート、およびJavascript性能だ。
レンダリングに関して両者にほぼ差はなかった。どちらも 業界標準のAcid3テストで完璧なスコアをマークし、どちらもレンダリングにわずかな不具合が見られたが、スコアに影響しない程度に些細なものだった。
Senchaは次に各ブラウザーのSunSpider性能をテストした。SunSpiderとはJavascriptを極限まで追い込むことで、現在(少なくとも近々)当たり前になっている、苛酷な場面におけるデバイス性能をテストするために作られた一連のテスト群だ。下に貼ったグラフを見てほしい(なお、このテストではiPhone 4SではなくiPad 2を使っている。これはCPUがGlaxy Nexusに近いためだ。また、Kindle FireとPlaybookも興味本位で参加させている)。

(注:棒が短い=短時間=高性能)
文字列性能での奇妙(だが殆ど無関係)なKindleの外れ値一つを除いて、性能は全デバイスを通じて・・・ほぼ同じだった。それぞれに得手不得手はあるものの、ここに見えている性能差は〈1000分の1秒〉単位で測ったものだ。
最後にSenchaは、特定のHTML5機能について直接対決を行った。結局これが唯一明らかな勝者を生んだテストだった。両者ともかなり優れたHTML5能力を示したが、一握りの注目すべき部門で、iOS 5がAndroidに先行した。

この中で最も重要な指標は、WebソケットとWebワーカーの2つ ― 思い切り単純化して言うと、それぞれウェブサイトとデバイス間の(リアルタイム機能向け)双方向通信と、デバイス上でローカルに複数のスクリプトを同時に走らせるための機能。さらに簡単に言えば、ウェブアプリをネイティブアプリのように動かすための重要部分だ。
Senchaは、さらに堀り下げて同社のアニメーションツールに特化した測定も行っており、そのレポート全文がここで読める。
結局、差はわずかであり殆どの人たち(=非デベロッパー)は気付くこともないだろう。現時点では、完全に個人の好みと微妙なニュアンスの問題である。例えば私はiOSのブラウザーの方がAndroidよりも好みだが、ほぼ唯一の理由は、前者ではステータスバーをタップしてトップに移動できて、無限にスワイプしなくても済むこと。全てが同じように高速で正確に動いているなら、違いはささいなことだけだ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)


