Facebook、Windows向けデスクトップ版インスタント・メッセンジャーのベータテストを拡大中―IMサービスの決定版となるか?

Facebookが開発中のMessenger for Windows”のテストグループが大幅に拡大されたもようだ。イスラエルのTechITブログはこのメッセンジャーのデスクトップ・クライアントのダウンロード・リンクをスクープした。
先月、Facebookが小人数のグループを対象にテストを開始したこのクライアントにはデスクトップへの通知やFacebookのウェブサイトのTickerに連動する機能などが含まれている。Facebookメッセンジャーがリリースされれば、AOLInstant Messengerや Windows Live Messengerなどから大きく市場を奪う可能性がある。
デスクトップクライアントによるメッセンジャーは2つの重要な部分でFacebookサービスを強化する。すなわち―
- 常時アクセスできるチャット機能により、ユーザーおよび友だちのFacebook利用が促進される。
- 通知機能でメッセージ着信、友だち承認申請などが随時表示されることにより、ユーザーがウェブサイトを訪問しなくても注意が喚起され、利用が増大する
私はFacebook Messenger for Windows v2.0.4373をテストしているが、反応も早くUIも直感的で優秀なクライアントだと思う。ウィンドウはフロートさせることもデスクトップのサイドバーに固定することもできる。この夏発表されたモバイル版のFacebookメッセンジャーと同様、連絡頻度の高い相手は自動的にオンラインになっている友だちリストの上位に表示される。唯一の不満はログアウトボタンが少々わかりにくいことだ。
AIMとWindows Live Messengerにとっては脅威だ。わけのわからぬハンドル名が並ぶ従来のチャット相手のリストにくらべて、Facebookの相手は実名で身元が確認されている。この点はユーザー体験として比べ物にならない。Facebookのクライアントはまた相手がどんなデバイスを利用していてもメッセージを送達できる。つまり相手が現在ログインしていなくとも、どのデバイスからにせよ次にログインしたときには確実にメッセージが届く。
AIMとLive Messengerは現実の友だちではないインターネットの知り合いとメッセージを交換するには依然便利なサービスだろう。しかしMessengerfor Windowsの登場はこれら既存のインスタント・メッセージ・サービスの価値を大きく下げることは間違いない。またこれまでにもクロスプラットフォームの独立のメッセージ・サービスはいくつか存在したが、Facebookとの連携には面倒な設定が必要であり、機能も不十分だった。
Facebookは公式ローンチ前にテスト対象の人数が増えすぎないよう、上記のリンクからのクライアントのダウンロードを停止するかもしれないので、ダウンロードしたいなら急いだ方がいい。またFacebookはテスト版へのサポートを打ち切って別バージョンで公式運用を開始するかもしれない。
テスト版を利用するに当たっては安定性やセキュリティー面でバグがありうることを念頭に置いておく必要がある。しかし私の知る限りではこのバージョンは十分利用に耐える。Facebookにとって今回のスクープはむしろ適度なPRに役だったのではないだろうか。
ソース: The Verge
〔訳者の環境では、このクライアントはダウンロードできたものの起動中にクラッシュして作動しなかった。〕
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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+)



