ベータテスターを自分で集めるのが難しいスタートアップにそれを代行するサービスBetaBait

テストを省略してアプリを立ち上げることもできるが、それはだいたい悲惨な結果に終わる。だから用心深い起業家たちは製品を市場に出す前にベータテスターを見つけて、自分のアイデアを診察してもらう。これは言うまでもなく、ビジネスを成功させるための不可欠の過程だが、しかし有能なベータテスターをどうやって見つけるのか? それが実は難題だ。
そこで、BetaBaitが助っ人として参上する。先月ロンチしたBetaBaitは、テスターを募集するためにPR会社に頼む、データベースに載っているメールアドレスにスパムをまき散らす、友だちにしつこく頼む、といった従来の粗リューションに代わる真のソリューションを提供する。同社は、Webやモバイルのアプリを抱えるスタートアップに、熱心な消費者たちや専門知識を持つ”新しもの好き(early adopters, アーリーアドプター)”の人たちを集めて紹介するのだ。それにより、スタートアップは試作品をテストするためのベータユーザにアクセスでき、一方テスターになる消費者や専門家たちは、まだ市場に出る前の最新のアプリを味見することができる。
そもそもテクノロジの世界では、ベータテスターやアーリーアドプターたちは、製品のバグを見つけたり、新しい機能を提案したり、やがては、気に入った製品に対しては最初の顧客やエバンジェリストになってくれる、という重要な方たちだ。スタートアップは、彼らによって将来のオーディエンスの実像を知り、どうやったらお客さんが喜んでくれるかを知ることもできる。アーリーアドプターは一般消費者よりも業界のことをよく知っていて、その分野で他社が何をしているかを教えてくれたりもする。
たとえばテク系のブロガーは、新しい開発に関する情報を言葉で広めることはできるが、しかし当の製品がそこまでの完成度に達していないことも多い。そこでベータのユーザたちは、ブロガーが報道してくれるレベルにまで、製品の完成度を高めることができる。BetaBaitの登録ユーザになったスタートアップは、自分のアプリをまずBetaBaitに認可してもらう。そして認可に通ったら、BetaBaitは1300名あまりのアーリーアドプターのコミュニティ(数は増加中)宛の日刊のメルマガ(newsletter)でそのアプリを紹介する。メルマガは希望者のみだから、スパムではない。だからスタートアップの側も、彼らがテストに積極的な人たちである、と安心して期待できる。
今日(米国時間1/5)BetaBaitは、その毎日のメルマガの内容をポータル化したページを立ち上げた。BetaBaitにベータテスターを求めるスタートアップの数がこのところとても多いので、テスター志望者がそれらを閲覧しテストに参加しやすいようにWebページ化したのだ。そこに現時点で200社のスタートアップが載っている。ここを、チェックしてみよう。
日刊のメルマガも続けるが、それは新人(過去24時間以内に申請し承認された製品)専用になる。またメルマガには、スポンサーのリスト(その多くがスタートアップ)や、協同ファウンダのCody BarbierriとRory Thompsonが選んだ『本日の名品』(一日に一点のみ)も載る。
メールを使うところが、実はBetaBaitのキモだ。同社のサービスはスタートアップに対してもユーザに対しても無料で、Barbierriによれば、最初から有料化は考えずにメール上の広告収入をあてにしていた。スポンサー各社の宣伝が、毎日のメールの上部に載るのだ。
スタートアップのベータテストを支援するサービスはほかにもあるが、テスターへの対応などテストの実務はスタートアップ自身がやるものが多い。そういうのは補完的なサービスだ、とBetaBaitは言う。たとえばLaunchRockがやってくれるのは、ベータテスターを募集するためのページ作りだ。Barbierriによれば、BetaBaitの目標はロンチしたばかり、あるいはこれからロンチする初期段階のスタートアップを助けること。彼らが離陸するために必要とするベータテスターを、集めることだ。しかし、スタートアップがそのほかの補完的なサービスについて学べるためのリソースを、ベータテスト中のサービスの一環として提供するのも、悪くないだろう。
もう一つの利点は、芽生えたばかりのスタートアップよりはBetaBaitのほうが、スタートアップのアプリへのトラフィックを稼げるので、かなりの量のサインアップやベータリクエストを期待できること。Barbierriによれば、BetaBaitから目的スタートアップへのクリックはすでに数千は発生しており、今でも増加中だ。
BetaBait自身もベータテストの初期段階にいる。今日立ち上げたポータルのデザインなどもまだ改良が必要だ。しかしそれでも、スタートアップにとってすばらしいリソースであることは確かだ。読者も一度ここへ行ってみて、感想や意見を聞かせてほしい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


