コンピューターたちのために「.Data」ドメインを作る時期が来た

ウェブは、言うまでもなく、人間のために作られた。インターネットへの良くできたグラフィカル・インターフェースとして、ずっと以前から存在してきた。しかし、ウェブが情報表示のための気のきいた手段から、地球最大のコンピューター基盤へと成長するにつれ、われわれは再びウェブをコンピューターにもっと扱いやすくする必要がでてきた。コンピューターが欲しいのは素適なウェブページではない。欲しいのはデータだ。

もちろん、世の中にはインターネットを通じてコンピューター同志が話し合うための多種多様なAPIその他の方法がある。しかし、そこに標準はなく、混乱の極みだ。コンピューター科学者でWolphram Alphaを作ったStephen Wolframは、コンピューター同志が話し合うためのもっと良い方法があると考えている。彼が提案するのは、新しいトップレベルドメイン、「.data」だ。

良く知られたトップレベルドメインには、.com、.ort、.govなどがある。しかし、トップレベルドメインの数は大幅に拡大されようとしている。一部の人々はトップレベルドメインの追加は無駄だと考えている(ね、Esther)。しかし、Wolframの提案は一考に値する。彼は自分の考えをこのブログ記事で展開している。

「.data」ドメインについての私の発想は、「データ・ウェブ」を作るためにこれを用いることにある ― 通常のウェブと並列に存在し、ただしコンピューターが利用するための構造化データを志向している。これはwolfram.comというウェブサイトに対応してwolfram.dataがあるというイメージだ。

もし人間がwolfram.dataに行くと、そこにはそのサイトが表現したい物の背後にあるデータの構造化された要約がある。そして、コンピューターシステムが行くと、そこにはシステムが取り込むべきデータがあり、それを使って計算し始めることができる。

もちろん、今でも既にデータを抽出する方法は数多く存在するが、「殆どの場合それは、データファイルやフィードやデータベースのダンプの複雑な寄せ集めから取り出すものだ」と彼は言い切る。代わりに彼が欲しいのは、コンピューターがあらゆるサイトから構造化データを取り出すための、標準化された方法だ。

われわれ人間は、引き続きブラウザーで .com ドメインへ行くが、コンピューターは .dataドメインに直接行くことができる。現在、人気のサービスはウェブサイトを更新し続けると同時に、APIも最新状態に保たなければならない。しかし、サイト毎にAPIは微妙に異なっており、人間の目にとってのHTMLウェブページのようには、誰もがすぐに見ることも利用することもできない。コンピューターたちのために、.dataサイトのウェブが作られるべきだ。彼らにも情報を標準化する時期が来たのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)