写真を削る(トリミングする)のでなく逆に“広くする"アプリAntiCrop

anticrop

最新のiPhoneアプリAntiCropは、自称、世界初の写真をアンクロップ(un-crop,逆トリミング)するアプリケーションだ。アンクロップとは何かというと、写真の周辺部分をオリジナルよりも大きくして、大きくした部分を高度な画像処理アルゴリズムにより、正しい背景で塗りつぶす、というものだ(左図)。つまり、写真をトリミングするのではなくて、逆トリミングする…おそるべき珍技だ。

でも、何のためにそれが必要? いちばん多く使われるのは、携帯で撮った写真にありがちの、傾いた写真だろう。撮るとき、三脚を使わないからね。AntiCropの“lossless rotate”(充足回転)機能を使うと、傾いた写真をまっすぐにしてから、アンクロップできる。サイズ(4×3、7×5、16×9など)を指定してやれば、そのとおりに背景を塗りつぶしてくれる。

横長(ランドスケープ)の写真にAntiCropを使って、背景を塗り直すこともできる。それによって、風景写真なんかの完成度が増すだろう。海岸の写真を撮ったつもりだけど、あら、あそこに変な人が立ってるわ!というとき、その変な人を消せるのだ。そして、海だけ写った美しい(?)写真ができあがる。

ただし、海とか空とか単純な背景はいいが、人間やペットなど、複雑な物はAntiCropにとって苦手(にがて)だ。単純に塗りつぶせる自然の風景などが得意だね。

iTunes App Storeには写真関連のアプリが氾濫している(”crop”(トリミング)で検索すると数百の結果が!)。でも最近登場するのは、なかなかおもしろいのが多い。たとえば先週紹介したGroupShotは、写真の中の人の顔を入れ替えて完全な写真を作る。でも、こういう特殊な写真編集ワザが、それぞれ個別のアプリとしてあるのは、ユーザにとってたいへんね。トリミングのような基本的な写真編集機能に加えて、いろんな特殊ワザも含めた総合的なアプリがほしい。今、私の「写真アプリ」フォルダは、満杯になりつつあるからね。でも、”AntiCrop”という名前は、分かりやすくて忘れにくい名前だわ。

AntiCropは、iTunesで99セントで売ってます。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))