Microsoftが世界のスタートアップを支援―6万ドル分のAzureサービスを無料提供

スタートアップ・アクセレラレータにトップクラスのスタートアップとして認められると非常にいいことがあるようだ。MicrosoftはBizSpark Plusプログラムで有望なスタートアップにAzureクラウド・コンピューティング・サービスを6万ドル分無料提供するという。Seedcamp、Dogpatch Labs、TechStarsおよび参加しているGlobal Accelerator Networkに属するすべてのスタートアップにこの特典が与えられる。これ以外にも対象は拡大されるということだ。
読者が創立したスタートアップのプロダクトがさいわい(TechCrunchに取り上げられたりしたおかげもあって)人気を呼んでトラフィックが爆発的に増えたとしよう。Microsoftのプログラムの適用を受けることができればシード資金を食いつぶす心配なしに緊急に必要なだけのバーチャル・マシンを作動させることができる。AzureはMicrosoftが提供するオープンなクラウド・サービスのプラットフォームで、node.js、java、phpに加えてもちろんMicrosoft自身の.netを含む主要開発言語に対応している。Microsoftとしては有望な次世代サービスをAmazonのようなライバルに持っていかれる前に囲い込みたいということなのだろう。
読者がエンタープライズ向けのアプリを開発しているとしても事情は同じだ。突然クライアントが増え、トラフィックのジャンプに直面することはあり得る。「Azureの高度な技術に加えてMicrosoftはPlusを利用しているスタートアップをさまざまな業種の大規模、中規模のエンタープライズに紹介することができる。これもAzureを使う大きなセールスポイントだ」とDan’LLewin副社長は私に説明した。
BizSparkはスタートアップに.netその他のMicrosoftが支援する言語やリソースを紹介し利用を促進することを目的として数年前から運営されているプログラムだ。今日正式に発足したBizSparkPlusはその中でも特にAzureを中心とするさまざまなサービスの普及を図ろうとしている。ただし、6万ドル分の支援が無期限に続くわけではないので注意が必要だ。Plusのウェブサイトによれば、初年度は6万ドル分のサービスが無料で利用できるが、2年目は一般提供価格の半額となるといいう。
Azureの告知のトップに名前を連ねているTechStarsはKinect利用デバイスのデベロッパーのインキュベーション事業など過去にもさまざまなプログラムでMicrosoftと提携してきた。
全体としてこのプロジェクトはシード・アクセラレータが傘下のスタートアップに提供できるメリットを大きく強化するものとして評価できる。TechStarsは昨年からシード資金に加えて、選抜したスタートアップに10万ドルの資金を転換ローン(convertible notes)で提供し始めている。Y CombinatorはYuri Milner、SV Angels、Andreessen Horowitzと提携し、15万ドルの転換ローンを提供している。.
【日本語注】
日本でもこのプログラムは適用される。日本でこのプログラムが適用されているシードアクセラレーターは、サイバーエージェント・ベンチャーズ、サムライインキュベート、サンブリッジ グローバルベンチャーズ、B Dash Ventures、MOVIDA JAPAN、ngi group、Open Network Labだ。詳しくはここを見るといいだろう。
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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+)


