今年はビデオだ―Googleのエンジニアリング責任者、Google+プラットフォームのロードマップを語る

Google+の拡大はメインの検索に組み込まれた(Google Search Plus Your World)だけでは終わらない。
今日(米国時間2/9)のInside Social Apps 2012カンファレンスで、「今後もGoogle+はGoogleの他のプロダクトとの連携を進めていくのか?」と質問されて、G+のエンジニアリング責任者、David Glazerは「イェス、ユーザーの利便性を向上させる方向でいろいろ試みていく。ユーザーの満足度を上げるためにユーザーのお気に入りのコンテンツを表示して共有するのが効果的な場所はたくさんある」と答えた。Glazerが公の場所でG+の方向性について発言したのはこれが初めてだったが、彼はさらにユーザーの拡大、収益化、企業ページのサポートなどについても語った。
Google+の拡張についてGlazerは次のように説明した。「私はこれをクロスプラットフォームによるプロモーションとかGoogleにとっての重要性とかいう視点で考えたことはない。重要なのはユーザーと他のユーザーとの関係だ。人々は他の人々のことを常に気にかけている。その気持がオンライン・サービスの中に具現化されることが必要だ。Google+は新しい単独のプロダクトではない。われわれはユーザーの身元や友だちとのつながりについて知り、ユーザー同士で会話できるメカニズムを提供することによって、ユーザーがオンラインでやることをすべて改良できると考えている」。
Glazerによれば、Google+に対するアプリケーション開発プラットフォームの公開が徐々にしか進まないのは、「Googe+には絶対にゲームなんかいらない」というユーザーと「Google+で早くゲームがしたい」というユーザーとの間でどうバランスを取るか判断が難しいからだという。またGoogleはFacebookがプラットフォームでクチコミ機能を実装したときに起きたようなスパムの奔流がG+を襲うのも防ぎたいと考えている。Glazerは「もし一度にあまりに多くのデベロッパーが参入すると、プラットフォームの性格が思わぬ方に変えられてしまいかねない」と懸念する。
デベロッパーがユーザーを獲得するツールとしては今後も正統的な検索とクチコミによる発見を主としていく計画だ。GlazerはGoogle+ゲームはChrome Web Storeからもアクセスできると述べた。この場合、ゲームは自動的にGoogle+中で起動される。Googleはまた“Play Nowボタンを開発した。これはデベロッパーが自サイトにエンベッドして、ワンクリックでGoogle+アプリを起動できるようにするプロモーション・ツールだ。
ただし、企業ユーザーの場合、Facebook Pageのタブ・アプリのような機能が実装されるのはしばらく後になりそうだ。Q&Aセッションで私が質問してみたところ、Glazerは「将来は必要になるだろうが、現在のところ優先事項には入っていない」と述べた。

デベロッパーにとって2012年のGoogleでもっとも注目すべき進展はビデオだ。Glazerはデベロッパーに対して「Hangouts APIを非公開でベータテストしている。クールなアイディアのある諸君にとってはすばらしいチャンスが広がる。今までできなかったころが今後は可能になる。認識的にも技術的にもバリヤーは取り除かれた。スケールだって巨大だ。対話的で使いやすいビデオを低価格で自由にエンベッドできるようになったらやれることは無限だ。皆が笑い出すような無茶なことだってできる」と積極的なチャレンジを呼びかけた。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)


