Facebook、Windows用メッセンジャーを正式公開ーチャットに加えてニュースフィードも読める

Facebook Messenger For Windows

Facebookを使うためにいつもブラウザのウィンドウを開いておく必要がなくなる。今日(米国時間6/5)、Facebookは無料でダウンロードできるデスクトップ・クライアント、Windows用メッセンジャーを公式にローンチした。

といっても12月にFacebookユーザーがダウンロードリンクを発見した後、Facebookはリンクを一般公開していたから、すでに利用しているユーザーも多いことだろう。このクライアントを利用すればチャットしたり、通知やニュースフィードをリアルタイムで常時読むことができる。

Facebookでは「Mac版も鋭意開発中」と言っている。Window用メッセンジャーはWindows 7用のダウンロードはこちら。この数週間以内に世界中のユーザーに周知されるという。さすがにFacebookも多くの国で加入しそうな相手をほとんど加入させてしまった感がある。そこで既存のユーザーをできるかぎり長くFacebookに滞在させようとしてこのようなクライアントが開発されたものだろう。

Facebookサイト外でのFacebookチャットは非常に人気がある。MicrosoftのMessenger LiveサイトでもFacebookチャットができ、また友だちのアップデートを読んだり、シェアしたりできる。 AppDataの調べによればMessenger LiveはFacebookClientとしてもっとも人気があり、月間アクティブ・ユーザーが2240万、1日当たりアクティブ・ユーザーが1910万という驚くべき利用率を誇っている。つまり月間ユーザーのなんと85.5%が毎日使っている計算になるわけだ。Windows用メッセンジャーは、HotmailやSkyDriveその他のMicrosoftが提供する機能に気を散らされることなしてFacebookだけに機能を集中したClientで、少しでもMessenger Liveからユーザーを奪い返そうという試みだろう。

Facebookは新しいプロダクトを全面公開に先立ってまず少数のユーザーに公開し、利用パターンを研究し問題点を洗い出すというやり方をよくする。Facebookにはどの機能をどのユーザーに見せるかをコントロールするGatekeeperというインフラが存在する。ウェブサイト上の機能の場合、どのユーザーをモルモットにするかは全面的にFacebookに決定権がある。

ところがダウンロード・クライアントとなるとモルモットになるのはFacebookだった。昨年11月、イスラエルのTechITのブロガーが、Windows用メッセンジャーの非公開テストに招待された。彼は即座に秘密のダウンロードリンクを公開してしまった。 FacebookはやむなくヘルプセンターにWiondows用メッセンジャーの情報とダウンロードリンクを掲載して追認したものの、公式発表はしていなかった。

そしてやっと今日、公式発表が出たというわけだ。Facebookによれば、11月のダウンロード・リンクのリーク以来の変更はバグ修正と若干の調整にとどまり、機能に大きな変更なないとのことだ。ベータテスターはオフサイトでのチャット機能に大いに満足しているという。Facebookのスタンドアローンのモバイル・アプリのメッセンジャーと同様、Windows版クライアントもきびきび動く。これさえインストールしておけばFacebook上で何かが起きているのか常にモニタしていることができる。

このメッセンジャーはFacebookにとって次の2つの面で大きなメリットがある。

  • チャットが常時利用できることによってユーザーの利用時間を増加させ、ひいてはユーザーの友だちのFacebook利用も促進する。
  • ウェブサイトを慌ただしくチェックするユーザーが見逃すことがある通知、メッセージ、友だちリクエストなどが常時表示されるので、こうした機能への反応率が向上する。

来るべきMac版クライアントと合わせて、Facebookは自身のもつ平均毎月7時間という利用記録を塗り替えることを期待しているものと思われる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)