大人気iPhone写真アプリ、Camera+がリニューアル―デベロッパー向けにAPIを公開

iPhoneのカメラ・アプリの競争がさらに激化している。SmugMugのCamera Awesomeの人気急上昇に対抗して、今日(米国時間3/13)、iPhoneカメラ・アプリの定番Camera+がリニューアルされた。
このv3.0には処理速度の向上、一括インポート、 共有オプションの追加その他の新機能満載だ。しかし今回のメジャー・アップデートで本当に重要なのは一般ユーザーの目には直接触れない部分―APIの公開だ
今日からデベロッパーがCamera+のさまざまな機能を自分のアプリやウェブ・サービスに組み込むことができるようになった。これによって世界中で何百万人ものユーザーが毎日共有している膨大な写真との連携を図れる。Camera+の共同ファウンダー、Lisa Bettanyによれば、すでにいくつかのデベロッパー・チームが新APIを利用してアプリにCamera+を組み込もうと開発を行なっているという。これにはWordPress、Tweetbot、Twitterific、Foodspotting、TwitterlatorNeueなどの有力サードパーティーが含まれる。
このアプリに不案内な読者(Androidユーザー?)のために簡単に説明しておくと、Camera+は歴代の全有料iPhoneアプリ中ダウンロード数で10位を占めるベストセラーだ。延べ販売数は最近700万を突破している。このアプリはiPhoneにビルトインされたカメラ・アプリを代替するもので、デフォールト・アプリにはない数多くの撮影、編集、共有機能がある。
今日公開されたCamera+ v3.0の改良点のリストはたいへん長い。とりあえず主要なものだけを以下に紹介しておこう。
- アプリのアイコン:基本的には同じだが少々洗練された。
- 共有機能: 複数のソーシャル・サービス、あるいは複数のアカウントに一括投稿できるようになった。
- 写真の一括インポート:複数の写真を一括してインポートできるようになった。サムネールも大きくなり、その場でズームして内容を確認できる。
- ワークフロー: 共有や編集を後回しにして連続撮影が可能になった。編集等は撮影後に改めて実行できる。
- 焦点、露出のロック:上級者向け機能だが、焦点と露出をそれぞれ別個にロックできるようになった。
API: まったく新しい、きわめて広汎なAPIが提供された。ウェブ・ウィジェット作成用のAPIセットではCamera+から写真をデベロッパーの作成したウェブサイトに取り込む機能が提供される。別のAPIセットはiOSアプリ向けのもので、デベロッパーは自分のiOSアプリにCamera+の強力な撮影、編集、共有機能を取り込んで利用することができる。さらにウェブでの共有のためのAPIも提供される。- ライトボックス効果: Camera+で写真を表示する際のライトボックス効果が改良された。
- ウェブリンク作成:メッセージ(SMS)の使い勝手が改善された。
- iPhone 4S向け画質: iPhone 4S向けに表示画質がさらに改良された。
- パフォーマンス改善:全般的に処理速度が改善された。
- 通知:アップデート、お知らせ、コンテストその他、Camera+からのメッセージがプッシュされるようになった(オプトイン)。
これらの改良はいずれも使い勝手を向上させるものだが、やはりなんといっても重要なのはCamera+ APIだ。他のiOSアプリがCamera+の機能を利用できるようになれば、Camera+はますますユーザーの目に触れるようになり、利用ははますます増加するだろう。たとえばFoodspottingのようなソーシャル・アプリ中でCamera+の機能を使って食べ物の美しい写真を撮ることができるようになる。しかしそれに加えて、デベロッパーはCamera+のユーザーが撮影した膨大な写真を自分のサービス上で共有すること可能になる。事実、上で紹介したさまざまなTwitterアプリがそれを試みているということだ。
将来Camera+は単なる写真ツールの域を超えて、総合的な写真プラットフォームへと成長するかもしれない。 いわばモバイル版のFlicrのような存在だ。Camera+はまだそのような将来戦略を明かしていないが、そうした方向は十分に考えられる。
新バージョンのCamera+はこちら。
〔共同ファウンダー、Lisa Bettanyは写真家でもあり、Google+に頻繁に写真を投稿している。〕
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)


