新iPadのRAMとCPUクロックを確認―だがAppleがスペックについて多く語らないのは正しい

ちょっと興味あるニュースが入った。新iPadはiPad2より実際少し速いと確認された。
Engadgetが紹介している初期のベンチマーク結果によれば、A5Xシステム・チップのクロック速度は1GHzでiPad2のA5と同一だという。しかしA5XのRAM容量は倍増され、1GBを搭載しているので全体的な動作は高速化している。またAppleが発表しているとおりA5Xにはクアドコアのグラフィック・チップが搭載されており、レンダリング能力は大きく強化された。
Appleは製品のハードの仕様を詳しく語らないことで知られている。それよりApplerdは消費者が理解しやすく、直接売上に結びつくようなユーザー体験における改良を前面に押し出す(いささか主観的な自画自賛も含まれるのだが)。
今回のプレスイベントでもティム・クック一座はハードについてはざっとおざなりに触れただけで、すぐに新機能の説明に移った。実際Appleのこういうアプローチは効果的だ。Appleに関してはスペックは死んだ。スペックを誇るのが有効なのはライバル製品と対照しなければならない場合だけだ。しかしiPadには実質的なライバルは存在しない。
逆にAndroidタブレットはスペック競争を余儀なくされている。全部同一のOSを走らせているし、サイズもほぼ同一だからAndroidタブレットが差別化を図れる部分はハードのスペックのわずかな違い以外にない。 Android製品とiPadの機能やハードのスペックを比較してみせることはファン同士の口喧嘩の火に油を注ぐだけで、Appleにとっては何の利益もない。
とはいえ、クロック速度やRAM容量はタブレット向けアプリの開発を計画しているデベロッパーにとっては重要な情報だ。必ずしも特定のデバイスでの開発を準備しているわけではなくてもタブレットの将来の動向を占い、プロダクトのデザインを考える上で大きな参考になる。
AndroidタブレットのテレビCMはスペックや頭文字をまくしたてるものばかりで、Saturday Night Liveでパロディーにされている〔日本から視聴できない〕。Appleがもっぱら新製品にはいかに楽しい機能が搭載されているかを説明しているのは賢明だ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)


