PayPal、小規模企業向けサービスを再編成。オンライン、オフライン、モバイルを統合
ここ数ヵ月、PayPalがその支払い方式を大小さまざまな企業向けに展開している。支払いの巨人はまず大規模小売業向けの店内支払いプラットフォームを、次に小規模店舗向けにスマートフォンに取り付けるカード読み取り器、PayPal Hereをデビューさせ、さらに新しくPayPal walletの登場をほのめかした。今日(米国時間4/4)PayPalは、同社の小規模企業向けサービスを再ブランドし、名前をPayPal Paymentsとする。これは機能に応じて3階層に分けられれたビジネス製品群で、米国の小規模企業がそれぞれに合った支払い方式を選べるようにするものだ。
PayPalの北米顧客獲得担当副社長、Peter Karpasは本誌に対して、これはPayPalの小企業向け支払い関連製品が新しい成長段階に進むものであると話した。「オンライン、オフライン、モバイルを分ける線があいまいになってきたことを受け、われわれは、小規模企業がビジネス形態によらず支払いを処理できるよう総合的な製品再編成を行っている」
これまでもPayPalの小企模企業向け製品群は「Website Payment」と呼ばれ、スタンダード、プロ、非営利の各プランに分かれていたが、焦点はウェブ支払いに向けられていた。今回PayPalは、これを拡張してウェブ支払いに加えて、オフライン、モバイル、その他の支払い方式を組み込んだ。同社は米国向け製品の名前から「website」の文字を外し、オンライン支払いプラットフォームから、マルチプラットフォーム、マルチチャンネルへと向かう同社の変化を表現した。
PayPalによると、どの階層にもモバイル、対面、オンラインいずれの支払いも簡単に受け付けるためのサービス群が揃っている。いずれの階層でも、PayPal、対面、PayPal Hereによるオフライン支払い、PayPalのウェブおよびアプリ向けチェックアウトサービスを使用したモバイル支払い、さらには請求書発行ができる。デビットカードの利用も可能で、このカードで店のPayPalアカウントにある現金を利用できるほか、購入の際には1%のキャッシュバックを受けられる。
プランは、利用できる機能に基づいてスタンダード、プロ、アドバンスト、非営利の4階層に分かれている。非営利プランでは取引手数料が低く設定されている(2.2%、他のプランでは2.9%)。いずれの料金にも、オンライン支払い、PayPal Here、小切手の受け入れ、グローバル支払い、電話サポート等が含まれている。
アドバンストは月間5ドル、ブロは月間30ドルの費用がかかる。スタンダードでは、客が店のウェブサイトを離れずに支払いを完了することができない。プロでは、クレジットカードを電話、FAX、メールを通じて受け付けることが可能だ。さらにプロのユーザーは自社専用のチェックアウトページをデザインできる。
これはPayPalにとって、小規模企業、中でもPayPalのウェブ製品を主に使っている企業に対して、モバイルチェックアウトやPayPal Here等、同社が展開している他の支払いプラットフォームを紹介するための動きでもある。

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(翻訳:Nob Takahashi)


