クラウドでコラボレーションできるビデオ編集サービスWeVideoが$19.1Mを調達

クラウド上でコラボレーションでビデオを編集できるサービスWeVideoが、テキサス州ヒューストンのCrest Capital Venturesが仕切るラウンドにより1910万ドルを調達した。資金は、開発チームの増員に充てられるという。
デスクトップのビデオ編集ソフトは、コンピュータのハードウェアの性能に制約されるが、WeVideoのオンラインビデオ編集ではユーザのニーズに応じて処理速度を上げられる。利用料が数段階あり、高い方を払えばスピードやストレージ容量、それにビデオの解像度も高くできる。
カリフォルニア州サニーヴェイルの同社は、立ち上げが昨年の秋で、ヨーロッパの教育サイトCreazaからのスピンオフだ。Creaza自身も、主にヨーロッパ全域の30万近い学生生徒たちに、同様のムービーエディタを教育目的で提供している。
このサービスでは、個人ユーザがビデオを編集できるだけでなく、複数のプロジェクトメンバーが同一のインタフェイスで自分たちのビデオクリップを共有でき、コラボレーションできる(有料ユーザのみ)。
WeVideoの無料バージョンは1GBのワークスペースを提供し、月額6.99ドルから79.99ドルまでの有料サービスでは、スペースは10から100GBを使える。有料サービスではエキスポートのクォリティ(画質)を変えられ、使える機能も多くなる。エンタプライズバージョンもあり、その料金は応談だ。
同社は10月にYouTubeと提携し、その結果YouTubeのWebサイトにはYouTube.com/createというWeVideo利用サービスが加わった。また同社は最近、Qatar Foundation International(www.qfi.org)とのパートナーシップにより、サービスの商用バージョンを立ち上げた。すでにStartup IdolやニュースサービスのTechZuluが、そのユーザとなっている。さらに同社は、Androidタブレット向けの高機能ビデオ編集アプリもロンチした。
というわけで、WeVideoはたいへん忙しい会社である。
CEOのJostein Svendsenの以前の予測では、2012年の終わりまでにユーザ数は100万を超えるとなっていた。しかし今現在何人なのか、それを同社は明かさない。
同じく同社によれば、1月の新規ビデオプロジェクトは1日あたり1000であった。しかしSvendsenによれば、今はそれよりさらに多いそうだ。と言うだけで、その数字もまた、明かさないのだが。
来週同社は、いくつかのB2Bパートナーシップを発表するそうだ。それにより同社は“きわめて大きなグローバル企業”になり、ユーザ数は数千どころか数百万、一挙に増える算段だとか。
それらパートナーの一部は、うちの既存の企業顧客である、とSvendsenは言う。“主要なユーザは一般消費者だが、企業ユーザも積極的に開拓したい。来週はいくつかのB2Bパートナーを発表するだけだが”。これまた彼は詳細を明かさないのだが、それはパートナー側が発表時期に関する禁則を設けているためだ。
新資金によりWeVideoのチームは、これまでの10数名から一挙に増える。チームの増員は、パートナーシップの拡大に備える意味もある。また、ヨーロッパとアジアと、それに合衆国にも、新オフィスを置く。
Svendsenによると、近く、新しい料金体系による新製品を発表する。その一部は、対象がB2Bである。そのほかは一般消費者向けだ。これも、来週のパートナーシップの発表とほぼ同時期に詳細が発表される予定だ。


