“不確かさ”が宿命の求職求人過程を定量化アルゴリズムによって明快化するRecmnd.Me

雇用のプロセスは昔から変わらない。変わるといっても道具が変わるだけだ。なぜ、その古色蒼然は変わらないのだろう? たぶん、紹介とか推薦という方法そのものが、今でも職を得るメインの方法ではあっても、きわめて古いからだ。LinkedInのリコメンデーションはあるが、でもあれを誰が信用するのだろう? ぼくは、まったく信用しないけどね。依然としてそれは、電話やメールに依存する世界だ。
しかし、この記事で紹介するRecmnd.Meは、新しいリコメンデーションとランキングシステムによって、企業が良質な志願者/応募者を見つけやすいようにする。
同社は、リコメンデーション(推薦)を高品質にする。まず、メールアドレスを知っている人しか推薦してはいけない。このルールによって、推薦者がその人と実際に仕事をした経験者である確率を高める。第二に、“彼はすばらしい人です”みたいな、一般的で漠然とした推薦文句はだめ。その人の具体的なスキルが書いてあること。第三に、個人の評価をその人自身には教えない。だから、本心、ないし本当のことを書ける。
Recmnd.MeのCEOで協同ファウンダのJesse Gantによれば、彼はこれまでLinkedInのリコメンデーションを7つしかもらってないが、彼のサイトではすでに21の推薦をもらっている。まあそれは、彼がそのサービスを作った当人だからかもしれないが。
さらにおもしろいのは、Recmnd.Meでは推薦の質から計算して求める評価点で人をランク付けすることだ。たとえばサンフランシスコでソフトウェアデベロッパを探しているとすると、このサイトは候補者(==求職者)のランキングリストを見せる。ただし、サンフランシスコの優秀なソフトウェアデベロッパがあなたのスタートアップに必ず来てくれるとは限らない。強力な競合企業の優秀なデザイナーでも、事情は同じだ。一方、求職者のほうも、ランキングリストを見て自分の現在位置を知ることができる。そして、現状があまり良くなかったら、もっと推薦をもらってランクを上げるのだ。
“Googleのアルゴリズムもそうだが、うちのランキングも、そのアルゴリズムの細部は企業秘密だ。でも概念的に言えば、1)推薦が多い、2)プラスの特性がいくつかある、3)仕事の経験、それに4)学歴が、ランクのベースになる”、とGantは言う。“今後もっとプロフィールや推薦が多くなると、5)ランクの高い人からの推薦はその人のランクを上げる要素になるだろう。その逆もあるが”。
Recmnd.meは今日(米国時間5/2)、非公開ベータを脱する。雇う側にとってそのランキングが有意味になるためには、もっと収容人員を増やす必要がある。推薦のプロセスをスピードアップするために今後数週間でコンタクトをインポートする機能を加えたい、とGantは言っている。でも、CubeDuelの閉鎖を例に挙げながら、LinkedInのデータを利用するのは無理だろうな、と彼は言う。
同社は目下、自己資金のみだ。でも、最初の資金調達が間近らしい。


