過去をデジタイズする「靴箱写真整理」アプリケーションの1000Memories、iOS版の大幅リニューアルと同時にAndroid版の提供も開始
昔のプリント写真をオンラインにするためのサービスを提供している1000Memoriesが、写真を保管しておく「靴箱」をモデルとしたShoeBoxというモバイルアプリケーションのAndroid版をリリースした(訳注:靴を買った時についてくる箱は、写真などの小物を入れておくのに便利です。とくに米国では古い写真を靴箱に入れて保管しておく習慣があるようです)。また、iOS版についても大幅にアップデートされた。どちらの版もスマートフォンのカメラを使って、プリント写真を撮影してオンライン版として取り込むようになっている。取り込んだ写真はバーチャルな「靴箱」単位で整理することができ、他の人と共有したり、あるいはFacebookに投稿したりすることができる。
1000MemoriesのファウンダーであるRudy Adlerによれば、先月にウェブサイトをリニューアルして、写真の管理単位としての「靴箱」(shoebox)を導入して以来、さらに人気を集めているのだとのことだ。写真のアップロード数は500%に増加し、リニューアル以降300,000枚の写真がアップロードされているのだそうだ。
「靴箱単位で写真を整理することによって、古い写真を便利に共有することができるようになったと思います」とAdlerは言っている。「iOS版のリニューアルおよびAndroid版の投入によって、さらに利用者が増えるだろうとかんが得ています」。
そう、モバイル版もリニューアルされたことにより、モバイル環境からも「靴箱」単位の管理ができるようになり、モバイル環境からも簡単に写真をスキャンして共有することができるようになったとのこと。デスクトップ用のウェブにログインしてそこから操作を行うという必要はないわけだ。もちろん以前から実装されているように、写真をトリミングしたり、歪を修正したり、あるいは色の修正などを行うことができる(訳注:色の修正ができるのはiPhone版のみで、Android版は未対応のようです)。昔、写真の裏にメモを書いておいたのと同様に、写真1枚1枚について日付、名前、場所などの情報を記録しておくこともできる。
以前からiOS版のShoeboxを使っていた人は、ユーザインタフェースの変更に驚くことになるかもしれない(ちなみにアイコンのカラーも青だったのが赤くなった)。Adler曰く、写真をスキャンして登録するというフローをより効率的に行えるようにデザインを新しくしたのだとのこと。確かにスキャンボタンは大きくなり、画面下の真ん中に赤く目立つように配置されている。
また、写真の表示サイズを大きくして、画面に移す速度も向上させたのだそうだ。また写真をタップするとフルクリーンモードに移行する。このフルスクリーンモードの状態でもスワイプすることでShoebox内の写真を次々に見ていくことができる。これはなかなか便利で、iOSのネイティブ写真アプリケーションを使って写真を見ていくのに似た感じとなっている。
尚、「フォロー」という概念は今回からなくなった。管理方式を靴箱単位としたことで、オンラインでの繋がりについても同様のものとするように変更したわけだ。新しくなったモバイル版は、ウェブ版とうまく連携して利用できるようになっている。
ところで個人的な話をひとつ。これまで多くのスタートアップ記事を書いてきたが、1000Memoriesは本気で使っているサービスのひとつだ。但し、自分でスキャンするにはあまりに膨大な写真があるのも事実だった。しかし先月、ScanCafeとの提携も発表されたので、昔の写真がいっぱい詰まった靴箱を送ってデジタイズしてもらったのだった。おかげさまでサイトには数百枚の写真をアップロードすることとなった。ただそうなってみて気付いたことがある。写真を入れておく靴箱の変更をもっと簡単に行いたいのだ。今はこの機能の実現(Adler曰く、間もなく実装するとのこと)楽しみに待っているところだ。
1000Memoriesは今のところ、「昔」の写真にフォーカスしてはいる。しかし写真を家族や親しい友人など、よりプライベートな範囲で共有して、その中から限定したものをFacebookなど、適切なソーシャルサービスで共有しようという考え方は、より広い範囲で活用できるものだ。1000Memoriesはより広い範囲の「写真共有サービス」に歩を進めることも可能だろう。但し、現在の「過去をデジタル化する」というコンセプトも大きなアピール力を持っている。赤ちゃん時代の写真を撮ったときにウェブなどなかった世代や、あるいは過去から未来にわたる全ての写真をFacebookの載せておくのもどうかなどと考えている人にとって、1000Memoriesのサービスは大いに納得のいくものだとも言えるのだろう。
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(翻訳:Maeda, H)



