ミルクの腐敗変質を検知して人間に知らせる牛乳瓶–GEとQuirkyの共催コンテストで優勝

milk

ほぼ1週間前から、GEと製品開発ネットワークQuirky共催でおもしろいコンテストをやっている。それは、日常身の回りにあるものを“ソフトウェアでよりお利口にする”というチャレンジだ。従来のQuirkyのように製品開発のアイデアと詳細仕様を作成するだけではなく、今月の終わりには優勝作品が実際に製品化される。

たくさん優秀でおもしろい応募があっても、製品化はたった一つは問題だが、すでに今日(米国時間5/10)審査は終わり、これからQuirkyが製品化のために設計するのは、お利口な—ミルク瓶だそうだ。

優勝アイデアは、これだ:

「中のミルクが悪くなったら教えてくれる牛乳瓶が欲しいわ。」
[from Twitter]

[https://twitter.com/#!/StephanieABurns/status/199253807127994369]

誰も、こんなものが優勝するとは思っていなかっただろう。でもGEとQuirkyはこれを気に入ったのだ。このプロジェクトの目的は現代の製造業の技術とプロセスからカーテンを取り外して、細部をすべて見せ、未来の製造業に取り組む意欲のある若者を多く育てること、なのだ。

“デジタル技術もなかなかおもしろいが、でも触覚にうったえるものがないからね”、GEの常勤取締役Linda Boffはそう言う。“人には、物を作りたいという本能的な欲求がある。そしてそれを実際に自分の手に持ちたい、という願望がある。今回の共催事業は、だからすごくたくさんの応募があった”。

この牛乳瓶を実際に製品化するQuirkyの設計と工作チームの日限は、5月31日だ。もちろん、Quirkyのコミュニティの助けも借りる。そして実際の製造は今月の終わりにSan Francisco Maker Faireで行うから、われわれ一般人が見物できる。

今彼らが考えているのは、二つの機能と、それらの組み合わせだ。ひとつは、ミルクの腐敗変質を検出する機能。もう一つは、人間にそのことを知らせる機能だ。また将来的には、自己冷却方式にして腐敗を防ぐ牛乳瓶にすることも考えられる。

なお、最後まで牛乳瓶と優勝を競ったアイデアは、姿勢が悪いとユーザに警告する椅子、そして、Webからコントロールするクロックポットだ。〔参考記事: 物のインターネットの技術的ビジョン(未訳)。〕

Quirkyがこれまで作ってきた、便利なACアダプタや整理ツール、調理器具、そしてこのちっちゃくてすごいやつなどに比べると、今回のスマートオブジェクト(smart object(s), 知能性のある物)はちょっと場違いなようだが、でも実は、彼らの過去の完成製品の中には“スマート”の形容詞が付いてもおかしくないものが、たくさんある。Quirkyでマーケティングを担当しているBret Kovacsは、これからは人びとが思いつくアイデアはますます複雑で、よく考え抜かれたものになるだろう、と時代の変化を予見している。

あなたも、この世界最高の牛乳瓶の設計アイデアがあったら、Quirkyに教えてあげよう。いずれにしても彼らは、寄せられるあらゆる支援を活用するつもりだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))