IaaSの側面サービス: サーバのセットアップ〜構成管理をいっさい不要にするElasticBox

あなたにとって仮想インフラのインストールが、Nancyにとって世界そのものがそうであるように退屈なら、AngelPad出身のスタートアップElasticBoxはお呼びでないだろう。でもあなたが、Nancyにとってヘロインがそうであったようにクラウドコンピューティングが大好きなら、今日のあなたはたぶんついている。
ElasticBoxはそれまでMicrosoftにいたRavi SrivatsavとAlberto Arias MaestroとAmadeo Casas Cuadradoが作ったサービスで、クラウド上に置いたあなたのWebアプリケーションのセットアップと運用のお世話をしてくれる。あなた自身は、アプリを動かすための環境のセットアップをする必要がない。あなたはアプリの機能性にだけ集中すればよく、サーバのメンテナンスはほとんど気にしなくてすむ。
Raviは、こう説明している:
同社の立ち上げは5月8日だったが、すでに有料顧客が数社いる。今のところこのサービスは専任のアドミンを必要とするが、“数週間後には完全にセルフサービス型にする”ということだ。
“IaaSを採用する企業はこのところ急増している。それに伴い企業は、クラウドに置いたアプリケーションの運用管理から、サーバの構成や管理を完全に切り離したい、と思うようになっている。ElasticBoxのチームは、Microsoft、DynamicOps、MySpaceなど、現場の最前線でこの問題を体験したことのある経験者揃いだ”、と彼は言う。
このサービスは、AWSとMicrosoftのサーバなど、複数のインフラストラクチャをサポートする。同社の目標は、ユーザが自分のアプリケーションを、クリーンでその日からすぐに稼働できる環境、すなわち“エラスティックなボックス”の中で、動かせることだ。ユーザ企業がその日からいきなり、サーバの調整ではなくIT本体の調整にいそしめるように。
このサービスはどんな企業でも利用できるが、ただし現状では、約50社が待ち行列に並んでいる。すでに、かなりの人気だ。でも、マンションを買うなら家具什器完備しててその日からふつうに生活できるのでなきゃいや、というタイプの人(そうIT環境のことだけど)は、ElasticBoxを検討してみるべきだ。


