モバイルアプリは本当に金の卵か?–70%のユーザがほとんどお金を使っていない

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Webからモバイルアプリへの軸足のシフトが叫ばれるようになってから、もう何年にもなる。今では、モバイルオンリーで立ち上がるスタートアップも少なくない。しかし最近の調査によると、まだモバイルというプラットホームは、圧倒的に多くの人びとが相当額のお金を費消する場にはなっていない。むしろ、今日のモバイルアプリのユーザの多くが、それらのアプリの上で一銭もお金を使っていないのだ。

ABIが最近行った消費者調査によると、合衆国のモバイルアプリユーザのほぼ70%はアプリ上ないしアプリ内で“ほとんどお金を使っていない”。ギャンブルやゲームが昔からそうであるように、今日のモバイルアプリのマーケットも、whales(鯨)と呼ばれる金遣いの荒い人々に、売上の多くを依存している。ABIによると、アプリの全ユーザのわずか3%が、全消費額の20%を担保している。

しかし、モバイルユーザの大半がアプリ上でお金を使うことを嫌がっている、というわけではない。アプリユーザの2/3が、少なくとも一度はアプリ上で金を使ったことがあると答え、その月額は全平均で14ドルもある。しかし、平均は14ドルでもメジアンは7.5ドルだから、やはり鯨さんたちの力は大きい。少数の金遣いの荒い人たちが、市場の売り上げにおける不釣り合いな役割を演じている、と調査報告は述べている。

ただしこの調査によって、モバイルアプリ開発というゴールドラッシュにブレーキがかかるとは思えない。それに、テク以外の多くの分野でも、鯨たちは業界の長期的な持続性を支えている。

ABIが述べる教訓は、バランスだ。“モバイルアプリにばかり偏重してはならない。Webの存在を忘れてはならない”、というバランス感覚をABIはうったえる。同社のシニアアナリストAapo Markkanenはプレスリリースで、“成功しているアプリの多くが、Webをサポートしている。あるいは、Webにサポートされている”、と言っている。

ニュースのパブリッシャーをはじめとして、最初、いきなりモバイルのネイティブアプリだけを提供した企業が、このところ、モバイルとパソコン両方でWebを見直し始めている。モバイルアプリにおける売上の不調が続けば、その傾向はニュースに限らず、多くの分野に広がるだろう。

以下は、ABIのデータの一部を視覚化したものだ:

[昨年のスマートフォンアプリ上の月間費消額]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))