KurbKarma:必要な時に駐車スペースを見つけてくれるソーシャルネットワーク

誰もが経験している。駐車する場所が必要、なのに見つからない、いくら探しても。出て行く車を見つけても、遠すぎてそこへ行くまでに他の車が来てしまう。車を出しにいくことを期待して通路を歩いている人を追いかけることもある。いずれにせよイライラする状況だ。しかし新しいスタートアップ、KurbKarmaが今日(米国時間5/21)TC Disrupt New Yorkで、解決方法を披露する。

「必要な時必要な場所のパーキング」がコンセプトだ。もうすぐ車を出そうとしている人たちがいる。そして、止める場所が必要な人たちがいる。このアプリ(iOSで利用可能)はこうした人たちをつなぐ即席ソーシャルネットワークの役目を果たす。駐車スペースのある人はアプリ上に自分の状況を書き込み、スペースの必要な人が地図上でそれを見つける。アプリはGoogle Mapsと連動して近くの駐車スペースをプロットし、利用者はメッセージを送ってそこからの距離を相手に伝えることができる。

駐車スペースはKarmaKreditsによって「売買」される。場所を提供した人は1KarmaKreditを受け取る。場所が必要な人は2KarmaKredtsを払って買う。

多くのアイディアがそうであったように、KurbKarmaもファウンダーたちの差し迫った必要から作られた。Neha SampatとMattew Baierは友人同士で、長年にわたる技術的経歴を持ち、二人ともソムリエの資格を持ち、次のワイン醸造事業の構想を練るために集まる予定だった。サンフランシスコのノースビーチ地区で会うために、あたりを走り駐車する場所を探した ― それはこの町のその部分では不可能なことだった。駐車する場所を見つけた頃には、次にやるべきことが二人にはわかってた。この問題を自分や他の人たちのために解決しよう。

このアプリで面白いは、実用的〈かつ〉道徳に訴えていることだ。「これには〈恩送りの要素があります」とBaierは言う。「これは、駐車を楽にするためのコミュニティー活動です。公有の場に駐車スペースを追加するのです」。さらに彼はこのアプリが、止める場所をさがすよりも運転に専念できることによって、運転者の「気持ちのゆとり」にも貢献すると指摘する。

しかし、これは慈善と善行のためだけではない。KurbKarmaは仮想通貨による収益構造も考え始めている。アプリは常に無料で使えるが、ネットワークに場所を提供すしてKarmaKreditsを手に入れる機会のない人は、App Storeから1 KarmaCredit0.99ドルで買うことができる。アプリは無料で、新規ユーザーは登録時に10 KarmaKreditsを無料でもらえる。

二人は公開に向けたバイラル・マーケティングのために始めたメーリングリストで、サンフランシスコの渋滞した地区の人たちの心を掴んだ。一部の地域 ― 金融地区やドロレス・パークなど ― へ行き、いろいろな車のワイパーの下に駐車違反キップに似せた紙を挟んで回った。

人々がそれを見て「まずい、また違反キップだよ」と言いながら中を見ると「いかに駐車が厄介かというメモと共に、それを改善する解決策を提供する愉快なドメイン名が書かれている(例:parkingisabitch.com)。この方法でこれまでに2500人の名前を集めた。

初めてKurbKarmaのアイディアを聞いたとき、私は懐疑的だった。他人の善意に重点を置きすぎていて、赤の他人の約束に縛られる。しかも変動要素が多い。渋滞で遅くなり言っていた時間より早く出てしまったり、当初の予定より長く居座るかも知れない。

無責任な行動を抑制するための仕組みはすでにアプリにある程度取り入れられている。取引成立(あるいは不成立)後の評価システムなどだ。「約束を守らないことも時には起きるでしょう。しかし、そうすればマイナスの評価を受けます。ルールを守らない人たちは淘汰されていくはずです。」とSampatは言う。

そして、時として最もありそうにない ― かつ独創的な ― アイディアがブレークする。Airbnbの、自分の部屋を供出して即席ホテル経営者になるという発想を思い出して欲しい。あれだって、人々が受け入れるには高い壁に思えた。そして今や多くの町のホテルよりはるかに良い選択肢だと私は思っている。「共有モデルは主流になりつつあります」とBaierは言う。「アイディアはもうそこにあるのですから」。私はKurbKarmaが同じような共感を得ることに、幾ばくかのKarmaKreditsを賭ける。

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(翻訳:Nob Takahashi)