クラウドストレージ向け暗号化サービスのBoxCryptor、Mac版ネイティブアプリケーションもリリース

boxcryptor_logoDropbox、Box.net、およびGoogle Driveなどのクラウドストレージ向けに、リアルタイムファイル暗号化サービスを提供しているBoxCryptorがMac版のネイティブアプリケーションをリリースしたそうだ。ドイツに拠点をおく同社はこれでWindows版、iOS版、そしてAndroid版、そして今回のMac版をリリースしたことになる。また新しい価格体系も発表になり、今回初めて、無料版にあったフォルダサイズの制限が撤廃された。暗号化したクラウドストレージにアクセスするためのモバイル版アプリケーションも無料で提供されている(無料版にはいくつか制限もあり、そうした制限を取り払うには有料版を購入することになる)。

ところで聞き及ぶ所によれば、BoxCryptorは5月から初めての投資ラウンドを展開してきていて、今回無事完了となったとのことだ。今ラウンドでの正確な調達額については教えてもらえなかったが、「6桁で真ん中くらいの数字」だとのこと。投資を行ったのはJan Hichert、Markus Hennig、および昨年Sophosに買収されたドイツセキュリティファームAstaroのファウンダーであるGert Hansenなどだそうだ。

同社がサービスを開始したのは昨年のことで、ファウンダーのAndrea WittekとRobert Freudenreichにとってこれが最初の起業となる。従業員数は7名となり、このメンバーでWindows版、Android版、そしてiOS版のアプリケーションを開発してきた。アプリケーションは30ヵ国で利用されており、100,000回以上のダウンロード数となっているそうだ。同社は2012年3月に行われたLondon Web Summitのファイナリストであり、また2012年5月にベルリンで行われたNEXTカンファレンスでもファイナリストとなった。

London Web Summitについての記事の中でBoxCryptorに触れたTCライターのMike Butcher曰く、セキュリティ意識の高い企業部門で大きく成長していく可能性があると述べている。企業内のIT部門がどう考えようとも、DropboxやGoogle Driveを使う人はますます増えていくことだろう。しかしすべてのクラウドストレージに個別のセキュリティ対策を施すべきなのかどうかについては議論もある。このような中、AES-256標準によって暗号化を行うBoxcryptorを利用する場面は増えていくかもしれない。BoxCryptorチームも、ビジネス用途、しかも中小規模のビジネス用途が増えているのだと言っている。

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(翻訳:Maeda, H)