グーグル、5月の検索関連変更39項目を発表。改ざん対策、ゴルフ検索、日本向け対応も。
数多くの検索に関する微調整を個別に発表する代わりに、最近Googleは、検索エンジンに加えた変更のすべてを毎月発表するようになった。今日(米国時間6/8)同社は5月に実施した未発表の変更39項目のリストを公開した。その中には検索アルゴリズムへの細かな調整、例えばいわゆるPenguinアルゴリズムの変更、Googleのメイン検索結果に表示される新コンテンツの関連度を向上させるための変更、検索結果ページをスパム化しようとするリンク方式を検出するための微修正なども含まれている。
この他Googleは、改ざんされたページの検出方法およびユーザーにそのことを警告する方法を改善した。従来、「このアルゴリズムはトップページにのみ焦点を合わせていた」とGoogleは言う。しかしハッカーがこの事を知って改ざんページをサイトの奥深く隠すようになった。これに呼応してGoogleは、この問題を見つけるアルゴリズムを深いページへと拡張した。
今回のアップデートには、スポーツ関連の変更も3つある。スペイン、英国、ドイツ、およびイタリア各国リーグの結果およびスケジュールを検索する統一サッカー検索機能ができた。NBAの試合結果とスケジュール情報が検索結果の上位にランクされるようになり、ゴルフ検索機能ではPGAツアーのハイライト情報を提供する。
他に興味深い修正としては、モバイル検索での音楽スニペットの充実やモバイルでのオートコンプリートの改善などがある。
全項目を以下に掲載する【訳注:一部は項目名のみ】
- 奥深い改ざんページの検出 [コードネーム “GPGB”、プロジェクト・コードネーム “Page Quality”]
- オートコンプリート予測を検索結果の精緻化に利用[コードネーム “Alaska”、プロジェクト・コードネーム“Refinements”]検索ボックスに入力した時に表示される予測ワードに基づいて、検索結果ページに「関連検索結果」として有用な予測を表示する
- 日本ユーザー向けに予測を拡大[プロジェクト・コードネーム “Autocomplete”] ユーザビリティー・テストの結果、日本のユーザーは他国と比べて多くのオートコンプリート予測候補を好むことがわかった。このため、日本では最大8項目の候補を表示するようにした(インスタントが有効の場合)
- モバイルにおけるオートコンプリートの改善 [コードネーム “Lookahead”、プロジェクト・コードネーム “Mobile”] キャッシュを積極的に活用することで、モバイルでの予測を高速化した。
- 無意味な予測の減少 [コードネーム “Axis5″、プロジェクト・コードネーム “Autocomplete”]オートコンプリートに無意味な候補が表示される頻度を減らした。
- オートコンプリートにおけるIMEの改善 [コードネーム “ime9″、プロジェクト・コードネーム “Translation and Internationalization”] オートコンプリート中のIME(入力メソッド・エディター)の動作を改善した。Caps Lockのサポートおよびユーザー利用言語への対応の改善。
- アジア言語向け単語区切り[コードネーム “BeautifulMind”] Speech segmentationとは、単語またその部分の区切りを見つけ出すことを言う。中国語、日本語、および韓国語についてこの区切り分けを改善し、これらの言語テキストの意味をよく理解できるようにした。今後も区切り分けアルゴリズムの改善を続ける。
- ユニバーサル検索におけるGoogleブック・ページのスコア化の改善[コードネーム “Utgo”、プロジェクト・コードネーム “Indexing”] 本をスキャンした数十億のページをウェブ検索基盤に統合する。
- 統一サッカー検索 [コードネーム “Answers”]
- NBA検索の改善 [コードネーム “Answers”] [nba playoffs] や [heat games]をお試しあれ。
- 新ゴルフ検索機能[コードネーム “Answers”]例: [tiger woods]、[2012 pga schedule].
- ニュース検索のランキング改善[コードネーム “News”] メイン検索結果でニュース・コンテンツが上位に来るようになった。
- リンク・スキームによるスパム検出の改善 [コードネーム “improv-fix”、プロジェクト・コードネーム “Page Quality”] よく使われるスパム手法、link schemesへの対応。
- Penguinアルゴリズムの改善 [コードネーム “twref2″、プロジェクト・コードネーム “Page Quality”]
- HTMLタイトルが切り捨てられた場合にaltタイトルを使用 [コードネーム “tomwaits”、プロジェクト・コードネーム “Snippets”]タイトルが長すぎる場合への対応。
- 代替タイトル生成アルゴリズムの改善 [コードネーム “TopOfTheRock”、プロジェクト・コードネーム “Snippets”]
- 代替タイトル生成時の定型タイトルの扱い[コードネーム “otisredding”、プロジェクト・コードネーム “Snippets”] 結果ページの代替タイトルを作る際に、ページ内容を表していないタイトル(「戻る」など)を回避する
- 音楽スニペットの国際化対応[コードネーム “the kids are disco dancing”、プロジェクト・コードネーム “Snippets”] 音楽リッチ・スニペットを使うと楽曲をプレビューできるページを見つけやすくすることができる。今回これを国際対応した。
- モバイルでの音楽スニペット[プロジェクト・コードネーム “Snippets”]
- セーフサーチ改善の国際化 [コードネーム “GentleWorld”、プロジェクト・コードネーム “SafeSearch”]
- スコア・アルゴリズムの単純化 [コードネーム “ROLL”、プロジェクト・コードネーム “Query Understanding”]
- Fading results to white for Googleインスタントの結果をフェード表示[プロジェクト・コードネーム “Google Instant”] Googleインスタントで、結果を含むページから含まないページへ移行する際にフェードアニメーションを用いる。
- 新しいニュースを上位に [プロジェクト・コードネーム “Freshness”] 重要なニュースが起きた直後、新鮮な検索結果をリアルタイムに表示する。
- 新鮮度ランキングの改善 [コードネーム “flsp”、プロジェクト・コードネーム “Freshness”]
- 新鮮コンテンツを探す検索の検出方法を改善[コードネーム “Pineapples”、プロジェクト・コードネーム “Freshness”] .
- 新鮮度アルゴリズムの単純化[コードネーム “febofu”、プロジェクト・コードネーム “Freshness”]
- 右パネルの +Pages への変更 [プロジェクト・コードネーム “Social Search”]
- ランキングアルゴリズムの性能最適化[コードネーム “DropSmallCFeature”]
- 多数ドメインの検索結果のためのロジックを単純化[コード “hc1″、プロジェクト・コードネーム “Other Ranking Components”]
- タブレットの位置情報オプションの精度向上 [プロジェクト・コードネーム“Mobile”]
- タブレットでの地域検索の改善 [プロジェクト・コードネーム“Mobile”]
- モバイル検索における「recent」を国際化 [プロジェクト・コードネーム “Mobile”] 今月、モバイルでの“recent”検索機能を新しい言語および地域に対応した。
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(翻訳:Nob Takahashi)


